マルチディスプレイ(デュアルモニター)とは?
パソコンのマルチディスプレイとは何かご存知でしょうか?
マルチディスプレイとは、パソコンに複数のディスプレイを接続して、それらのディスプレイを合わせて一つの画面として使うことができるようになります。
デュアルモニターとは、マルチディスプレイの形式の一つです。2台のディスプレイをPCに接続して、2画面をデスクトップ画面出力に使えます。
デュアルモニターは1画面の状態と比べて、操作できるスペースが非常に広くなります。
その他にもデュアルモニターのメリットがあります。まずはデュアルモニターのメリットについて見ていきましょう。
マルチディスプレイ(デュアルモニター)のメリット
画面を広く使うことができる
単純にディスプレイの数が増えるため、ブラウザでWebサイトを見る時に画面を広く使ったり、画面に複数のウィンドウを表示させておくといったことができるようになります。
ゲームなどのアプリケーションを片方のディスプレイで全画面表示させながら、もう片方のディスプレイではチャットウィンドウやブラウザを表示させておくといったこともできますよ。
作業スペースの確保がしやすい
ビジネス用途でパソコンを使う場合、画面に資料を写しながらアプリで作業を行うといったケースもありますよね。ディスプレイが1台だとスペースが狭く資料にアプリウィンドウが重なってしまう・作業のためにアプリのウィンドウサイズを小さくする必要があるなど無駄な作業が増えてしまいます。
ストレスフリー
マルチディスプレイ環境だと、ほとんどのウィンドウを通常のサイズで表示させることができる、片方のディスプレイは全画面表示、もう片方のディスプレイで他のウィンドウを表示させるなど、操作面においてのストレスを感じなくなるためスムーズにパソコンを操作できるようになります。
特に全画面表示のアプリを使っている時のメリットが大きく、シングルディスプレイであれば他の作業を行う時に一々全画面を解除しなければならないというストレスがありますが、2画面であればそういった操作がそもそも発生しないためまったくストレスを感じません。
マルチディスプレイ(デュアルモニター)にするための準備
それでは、マルチディスプレイ(デュアルモニター)環境を作る準備をしてみましょう。
ディスプレイを用意する
まずはディスプレイを2台以上用意しましょう。ディスプレイのサイズは同じサイズでなくてもPCの画面を出力できるので、余っているディスプレイがあればそれを利用するといいでしょう。ただ同じサイズの画面の方が使いやすいという面もあるので、もし新しいディスプレイを購入する余裕がある場合は現在使っているディスプレイのサイズに合わせることをおすすめします。
「デスクが小さくてディスプレイを2台置くことができない」といったケースもあると思いますが、その場合はデスクに固定できるディスプレイアームを使うことで解決できますよ。
接続端子を確認する
パソコン側の接続端子の数が足らない場合は、パソコンにグラフィックボードを増設する・変換ケーブルを使って余っている接続端子のものに変換する・USBディスプレイアダプターを使ってケーブルをUSB接続に変換して、PCのUSBポートに接続するといった方法を取ることになります。
出費が少ないのは変換ケーブルやUSBディスプレイアダプターを使って接続を変換するやり方ですが、もし費用・パソコンのスロットに余裕があるのであればグラフィックボードを増設して、グラフィックボードでマルチディスプレイ環境を作ることをおすすめします。(オンボードでマルチディスプレイにすると、パソコンの動作が重くなる場合があるため)
パソコンとディスプレイを接続する
パソコンとディスプレイを接続する準備が整ったら、パソコンとディスプレイが電源オフの状態で接続しましょう。あとはパソコンとディスプレイの電源をオンにすれば、パソコン側が自動的にディスプレイを認識してくれます。
マルチディスプレイ(デュアルモニター)の設定方法
パソコンが複数のディスプレイを認識したら、早速設定を行ってみましょう。Windows10でのマルチディスプレイ(デュアルモニター)の設定のやり方を説明します。
ディスプレイの配置を変更する
番号の振られたディスプレイがどれなのか確認するには、「識別」ボタンをクリックしましょう。それぞれのディスプレイの画面左下に数字が表示されますよ。
※横並びではなく縦並びに配置することもできますが、実際の配置と違う配置に設定すると混乱しやすいので非推奨です。
マルチディスプレイの表示画面を設定する
ディスプレイのどちらも同じ画面が映ってしまっている・片方ずつしか使えないという場合は、マルチディスプレイの表示画面を設定しましょう。
ディスプレイが検出されない場合
パソコンとディスプレイを接続しているのにも関わらず、ディスプレイが検出されないことがあります。この問題の対処法は下記リンク先の記事にて紹介していますので、併せてご覧ください。
マルチディスプレイ(デュアルモニター)の便利な使い方
マルチディスプレイ(デュアルモニター)の様々な配置方法をご紹介します。
基本的なデュアルモニターの配置
使ってないモニター引っ張り出してきたんだー#デュアルモニター pic.twitter.com/pJgPxXKPFh
— たけやぶ (@take_one_place) October 21, 2019
これが、一般的なデュアルモニターの配置になります。メインで使うディスプレイを正面に、サブで使うディスプレイをその横に配置して使用します。趣味でもビジネスでも問題なく使うことのできるオーソドックスなスタイルと言えるでしょう。
縦配置
デュアルモニター縦配置 完成〜!
— arakoo JF (@arakoo_JF) August 22, 2019
デスク周りだいぶスペースできて満足 pic.twitter.com/Dcvbx1kOs0
メインのディスプレイの上に、サブディスプレイを配置して縦にまとめた配置になります。トレーダーの方によく見られる配置スタイルですね。チャートなどを上のディスプレイに表示させ、下のディスプレイで作業という形になります。
横+縦配置
デュアルモニターにして1つ縦向きにしたらpdfファイルとかデータ化した授業プリントとか読みやすいしpdf開いたまま検索もしやすいのでオススメ pic.twitter.com/O8pTGHOGhV
— ざーうー (@bass_pinta) August 15, 2017
意外な配置方法ですが、横+縦の配置は作業スタイルとしてかなりおすすめできる配置です。PDFなどの文章ファイルをよく取り扱うのであれば、片方のディスプレイが縦になっていると文章をそのまま見ることができて便利ですよ。
まとめ
Windows10でマルチディスプレイ(デュアルモニター)の設定方法!いかがでしたでしょうか。
マルチディスプレイ(デュアルモニター)環境を構築すると、使える画面が広くなるので趣味でもビジネスでもストレスなく画面を使うことができるため、作業効率が段違いに上がりますよ。必要なのはディスプレイと対応した接続ケーブルだけなので、もしディスプレイが余っていてお使いのパソコンに接続できるようであれば、ぜひデュアルモニターにしてみませんか?
記事内でデュアルモニターの設定方法や配置スタイルなどを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。