Windows10が勝手に起動する
モニターの電源を消しておけば、モニターの光で起きてしまうことだけは避けられますが、音はなかなか回避しづらいものがあります。使いもしないパソコンの電源が勝手に入るのは、やはり困りますよね。
パソコンをしっかりシャットダウン・休止状態にしたのに、気づいたら起動状態になっており、画面が明るくなっている…このような経験はありますでしょうか。
何も設定していないのに、自分の意志に関係なく起動してしまうと、「ひょっとして何かのウイルスの影響なんじゃ…」と困っている方もいらっしゃると思います。
また、夜中に勝手に電源が入ると、画面の明るさやパソコンの様々な音で、目が覚めてしまうこともあり、非常に困ります。
しかしご安心ください。この現象には、きちんと理由があり、対策があります。Windows10のPCを勝手に起動させないよう、原因と対処法をおさえておきましょう。
Windows10が勝手に起動する原因と対処法
PCが勝手に起動してしまう現象について考える時、その原因は大きく分けて2つにわけることができます。
1つ目は「マウスやキーボードなど周辺機器の信号に不具合があり、起動用の信号としてパソコンが受け取ってしまう」
2つ目は「パソコン内部で何らかの設定がされており、パソコンが勝手に起動してしまう」ことです。
それぞれ、順番に確認していきましょう。
対策1:周辺機器の電源の設定を変更する
マウスとキーボードは、パソコンが休止状態から勝手に復帰してしまう場合の原因として最も可能性が高いアイテムです。
普段パソコンを使用している時にも、キーボードの適当なボタンを押したり、マウスをクリック、動かしたりして休止状態を解除することがありますよね。しかし、これが勝手にパソコンを動かしてしまう原因となってしまうことがあります。重要な機器について、勝手にパソコンを復帰させないような設定の仕方を確認していきましょう。
マウスの電源設定
キーボードの電源設定
ネットワークアダプタの設定
ネットワークに繋がっているPCは、Wake-On-LAN(WOL)という機能を使えば遠隔で電源をオンにすることができます。
しかし、この機能がシャットダウンしたパソコンを勝手に起動してしまうこともあるようです。原因の一つとして考えられる設定ですので、使用しなければ設定で無効にしてしまいましょう。
3.プロパティ画面の、「詳細設定」または「電力管理」設定タブから、「Wake On Magic Packet」と「Wake On Pattern Match」と表記されている設定をオフにします。OKを押せば、設定完了です。
対策2:パソコン内部の設定を見直す
パソコン内部の設定で、「電源をオンにする」とか、「休止状態を解除する」といった設定がされており、それに従って勝手に電源が入るという可能性は大いにあります。
「タスクスケジューラ」によるアップデートの設定、「自動メンテナンス」によるメンテナンスのための起動設定、高速スタートアップの誤作動が原因として考えられますので、それぞれ対処方法を確認しておきましょう。
タスクスケジューラで起動設定がないか確認する
自動メンテナンスの設定を変更する
高速スタートアップを無効にする