Windows11の大型アップデート「23H2」
Windows11では、1年のうちに1~2回ほど複数のプログラムやシステム全体を更新するアップデートである「大型アップデート」が行われます。2023年前半のWindows11のバージョンは「22H2」ですが、9月21日(現地時間)に次期の大型アップデートである「23H2」を2023年9月26日にリリースするとMicrosoftから発表がありました。
Windows11の大型アップデートは、前述の通り既存のプログラム・システムが最新のものになるだけでなく、セキュリティの強化や新しいプログラム・機能の実装が行われます。ですので、この大型アップデートで何が変わるのかを知っておくとアップデート後にすぐに新機能に触ることができるため便利ですよ。また、大型アップデートが行われると少なからずWindows11の操作感も変わるため、まだ現在の「22H2」を使用していたいというユーザーも23H2の情報を確かめておくことをおすすめします。
この記事では、Windows11の大型アップデート「23H2」のアップデート内容についてご紹介していきます。
「23H2」のアップデート内容
Copilot in Windows
大型アップデート「23H2」の追加機能の1つが「Copilot in Windows(Windows Copilot)」です。Copilot in Windowsは、生成AIとチャットで対話したり、各種システムの操作をAIに行わせるといったことができる機能です。プレビュー版の「Windows 11 Insider Preview Build 23493(Dev)」で実装されていた機能が、正式実装される形になります。
タスクバーに表示されているCopilot in Windowsのボタンや、「Windowsキー+Cキー」のショートカットキーでCopilot in Windowsを実行することができます。AIチャットのベースは「Bing」で、AIに対して質問することで回答を得たり閲覧するWebサイトの中から要点を要約してもらうといったことができますよ。ChatGPTのようなAIとの対話が、Windows11に実装されると考えると分かりやすいかもしれませんね。
Bing Chat Enterprise
データを保護することでセキュリティリスクを抑えつつも、AIチャットを業務に活用することができますよ。
その他のアップデート内容
大型アップデート「23H2」の目玉となる機能は上記2つのAIチャット機能ですが、その他にも「クイック設定」機能の実装・「ナレーションボイス」の搭載・「ダイナミックライティング」機能によるRGBライティングコントロールの統合・「パスワードのコピー&ペースト時の警告」・「エクスプローラーの最新化」などが行われる予定となっています。