Windows11のパソコンで、CSVファイルのソートを行いたいと思ったことはありませんか?Microsoft Excelなどで扱うデータファイルであるCSVファイルの中身を、Excelがない環境下でソートしたいというケースもあるかと思います。
Windows11では、デフォルトでインストールされているアプリを使用してCSVファイルのソートを行うことができますよ。この記事では、Windows11でCSVファイルをソートする方法をご紹介していきます。
CSVファイルについては下記リンク先の記事にて説明していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
Windows11でCSVをソートする方法
それでは、Windows11でCSVファイルをソートする方法を説明していきます。CSVファイルのソートを行う場合にExcelを使用せずにWindowsの機能でソートを行う場合は、「Windows PowerShell」を使用しましょう。
PowerShellが起動したら、下記コマンドを参考にして取り込むCSVファイルの指定を行います。「Expression」の部分で、対象の項目を指定します。ソート順の指定方法は、「asc=$true」で昇順・「asc=$false」で降順となります。最後に「Export-Csv」で、出力先のファイルを指定します。
Import-Csv sample.csv | Sort @{Expression="col1";asc=$true} | Export-Csv out.csv
上記の例は単一列でのソートを行ったものになりますが、複数列(カラム)でのソートを行いたいというケースもありますよね。複数列でのソートを行いたい場合は、「Expression」を追加してソートを行いたい項目とソート順の指定を行えばOKです。
Import-Csv sample.csv | Sort @{Expression="tel";asc=$true},@{Expression="address";asc=$true} | Export-Csv out.csv
以上が、Windows11でCSVをソートする方法の説明となります。もしMicrosoft Excelがない環境でCSVファイルのソートを行う必要がある場合は、Windows11にデフォルトで搭載されているWindows PowerShellを使用してソートを行うことができますよ。ぜひ試してみてくださいね。