CSVファイルとは何なのか紹介!【意味/略/読み込み/出力】

CSVファイルとは何なのか紹介!【意味/略/読み込み/出力】

CSVとはなにか知っていますか?CSVファイルは様々なソフトウェア・サービスなどで使われており、非常に扱いやすい形式の一つです。今回は、CSVとは痛いどのようなファイルなのか、そしてCSVファイルが実際に使われている例を紹介してきます。


目次[非表示]

  1. CSVとは?
  2. CSVファイルの中身を見てみよう
  3. CSVファイルの出力と読み込み
  4. CSVの利用例

CSVとは?

CSVとは、一つ一つのテキストがカンマで区切られたテキストファイル形式のことです。

テキストエディタでも開くことができますが、CSVファイルに対応したエディタで開くことで、見やすい表形式で表示・編集することができます。

ちなみにCSVというのは略称で、正式名称は「Comma Separated Value」です。正式名称から推測できるとおり、意味はカンマ(Comma)で区切られた(Separated)データ(Value)のファイルです。

略称である「CSV」は拡張子名として使われています。

CSVは換性が非常に高く、システムやソフトウェアに組み込みやすいため、使用履歴や統計情報などをダウンロードできるサイトでもCSV形式が採用されていることが珍しくありません。

CSVファイルの中身を見てみよう

早速、CSVファイルの中身はどうなってるのか見てみましょう。

通常のメモ帳でCSVファイルを開いた例
通常のメモ帳で開いた場合、このようになっています

メモ帳だと複数のテキストがカンマ「,」で区切られていますが、このままではやや見づらいはずです。

では、CSVファイルに対応したソフトウェアであるExcelで開いてみましょう。

ExcelでCSVファイルを開いた例
Excelで開くと、カンマごとにテキストが分けられた表形式で見るれるようになります。

テキストが区切られる基準はもちろんカンマであり、カンマごとに1つのセルにテキストが割り振られています。

このように、CSV形式に対応したエディタを使用することでデータを管理しやすいため、多くの開発にて採用しているるのです。

CSVファイルの出力と読み込み

CSV形式対応している他は非常にたくさんありますが、この記事では代表的な表計算ソフトであるExcelを使って解説していきます。

CSVファイルの読み込み

ExcelなどのCSVファイルに対応しているソフトウェアであれば、普通にCSVファイルを開くだけで自動的に読み込まれます。

ホームや開くページからCSVファイルを選択するだけで開いて表示
Excelなら、ホームや開くページからCSVファイルを選択するだけで開いて表示できます。

CSVファイルとして保存する

Excelで開けるすべてのファイルはCSVファイルとして保存・エクスポートすることが可能です。

既存のCSVファイルを開いていた場合は上書き保存や[Ctrl+S]でそのまま保存できます。

ですが、新規作成したデータやCSV以外の既存のExcelファイルを開いた場合は別の方法で出力する必要があります。

F12キーを押して「名前を付けて保存」ウィンドウを表示
まずは、F12キーを押して「名前を付けて保存」ウィンドウを表示してください。
「ファイルの種類」の中にある[CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)]を選択
「ファイルの種類」の中にある[CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)]を選択して[保存]を押します。

これだけでCSVファイルとしてエクスポートされます。

CSVファイルとして保存すると「データ消失の可能性...」という警告が表示
CSVファイルとして保存すると「データ消失の可能性...」という警告が表示されますが、CSV形式には挿入画像など一部保存できない情報があります。

無意味に保存できる情報を減らしているのではなく、互換性と扱いやすさを重視している関係で保存できないので勘違いしないようにしておきましょう。

CSVファイルで保存できないにものに関しては、次の「.xlsなどのExcelファイルとの違いは?」で触れているので確認しておいてください。

.xlsなどのExcelファイルとの違いは?

一番大きな違いは互換性です。

CSVファイルはメモ帳など様々なソフトウェアで開くことができますが、Excelファイルは基本的にExcelでしか開けません。

メモ帳で開こうとすると文字化け
メモ帳で開こうとすると文字化けしてしまい、内容を確認することも正しく編集することもできません。

そのため、Excelで作成したファイルを別のソフトウェアで開く場合や、Excelを持っていない人にデータを渡す場合、互換性の高いCSV形式の方が都合が良いのです。

ただし、Excelファイルはセルの幅や色情報などCSVだと保存できない情報を保存することが出来るため、Excelでしか使わないファイルの場合は.xlsなどExcelファイルとして保存する方がメリットが大きいです。

また、色や幅情報以外にCSVファイルは以下の情報を保存できません。

  • シート情報
  • 埋め込んだ画像やグラフ・図形
  • 文字装飾
  • コメント
  • アンカーリンク
これらのテキスト以外の情報を保存することはできなくなっています。

Excelでの編集中は、開いたファイルがCSVファイルであっても装飾したりセルの幅を変えることは自由です。

ですが、再度読み込み直すとセルの幅や文字装飾など保存されない情報は全て初期状態に戻っています。

このことを知らずにCSVファイルを扱っていると、開き直すたびに文字装飾が初期化される・挿入した画像が消えるといったトラブルに悩まされることになるので、開いているファイルの形式には気をつけましょう。

タイトルバーのファイル名
Excelで開いているファイルが CSV かどうかは、タイトルバーのファイル名で判断できます。

ファイル名の末尾が「.csv」であればCSVファイルです。Excel ファイルの場合は「.xls・.xlsx」といったcsv以外の拡張子を持っているのですぐに分かるでしょう。

CSVの利用例

CSVは非常に多くのソフトウェア・サービス・サイトで使われています。

そこで、実際にCSVファイルが使われているサイトについてまとめましたので、気になる方は参考にしてみてくださいね。

政府統計の総合窓口でも利用

国内のあらゆる統計情報が見れる政府統計の総合窓口では、ダウンロードできる資料がCSVで配布されていることがあります。

男女別人口の統計データのダウンロードページ
例えば男女別人口の統計データはCSVで公開されています。
統計データをExcelで開いてみる
Excelで開いてみるとこの通り。しっかり見やすい形になっています。
メモ帳など通常のテキストで統計データを開いてみる
もちろんCSVファイルなので、メモ帳など通常のテキストでも開くことは可能です

CSVファイルなど互換性の高い形式で公開されていると、推移グラフの作成がしやすかったり、CSVファイルをインポートするだけでシステムの処理ができるなど多くのメリットを受けられるでしょう。

政府統計の総合窓口

Amazonの履歴もCSVで利用可能

世界中で使われているネットショップであるAmazonの注文履歴や購入履歴も、CSVファイルでダウンロードすることができます。

履歴情報のダウンロードは拡張機能を使った方法で、Amazonにログインしているだけでは出来ません。詳しくは以下の記事で解説していますので、Amazonの履歴情報をCSVファイルでダウンロードしたい場合は参考にしてみてください。

Amazonの注文履歴・購入履歴をCSVでダウンロードする方法!

領収書の作成や確定申告などでAmazonの注文履歴・購入履歴をまとめる際に、最初からCSV形式でまとめてダウンロードできたら便利だと思いませんか?この記事では、Amazonの注文履歴・購入履歴をCSVでダウンロードする方法をご紹介しています。

Thumb

ほかにも気象庁の再生気象情報や株価データ・クレジットカードの利用明細など、様々なデータをCSVファイルでダウンロードできるサイトが数多くあります。

CSVは色々使いやすくて便利ですので、データ管理をする際は積極的に活用してみてください。


関連記事