aviとmp4の違いは?
動画のファイル形式には様々なものがありますが、皆さんは「AVI」と「MP4」のファイル形式の違いについてご存知でしょうか?
「AVI(拡張子:.avi)」とは「Audio Video Interleave」の略称です。1992年以前に策定されたWindowsにおける標準の動画用ファイルフォーマットで、Xvid・Divx・MPEG-4・H.264といった様々なコーデックを使用することができます。「MP4(拡張子:.mp4、.mv4)」はMOVを元に開発されて2001年に標準化された規格であり、MPEG-4などの音声・動画を格納するコンテナファイルです。AVIとMP4を比べると、MP4のほうが画質が良い・ファイルサイズが小さいなど、基本的にAVI形式のファイルをMP4形式のファイルと比べた場合にAVIが優れている部分はありません。MP4のほうが後発の規格なので、技術的にMP4のほうが優れてしまうのは当然とも言えます。
もしavi形式の動画ファイルを所持している場合はmp4形式に変換することで、ファイルサイズを抑えることができますよ。無劣化で変換することが可能なので、興味のある方は下記リンク先の記事を参考にしてみてくださいね。
aviとmp4とH.264の違いは?
上記にてAVIとMP4の違いについて説明しましたが、「H.264」というものについても気になる方もいらっしゃるかと思います。H.264(MPEG-4 AVC)は動画圧縮規格の一つで、2003年に勧告が行われました。MPEG-2と比べて2倍以上の圧縮効率があり、2010年代前後においてはインターネット動画サイトに動画をアップロードする際に多く用いられている形式でした。
AVIとMP4とH.264の違いですが、上記で説明している通りH.264はMP4における映像コーデックの一つとなります。そのため正式にはMP4で使用する規格の一つということになるため、「AVIとは全く異なるものでMP4の映像コーデックの一つである」と覚えておきましょう。性能面での違いですが、AVIが一番劣っているという認識でOKです。特にエンコード方法を指定していないMP4よりはMP4(H.264)でエンコードした動画のほうが画質が良くなります。H.264も現在では最新の動画圧縮コーデックなどと比べると劣る技術となってしまっていますが、今でも使用しているユーザーは多いですよ。