TSVとは?
TSVとは、1つ1つのテキストデータがタブで区切られたファイルのことをいいます。
TSVはTab Separated Valueの略称で、直訳するとタブ(Tab)で区切られた(Separated)データ(Value)です。
CSV形式とフォーマットが非常に酷似しており、CSVファイル同様にPSDファイルもシステムなどで使われていることが少なくありません。
TSVファイルの中身
TSVとは冒頭でもお話したように、テキストとテキストがタブで区切られたファイル形式のことを言います。
TSVとCSVの違いは?
TSV形式とCSV形式は非常によく似たファイル形式です。
この2つの形式の何が違うのかと言うと、テキストとテキストの区切りに使用する区切り文字です。
また、対応しているソフトウェアもTSV形式よりCSVの場合は形式のほうが多く、日常利用するぶんにはCSV形式のほうが使い勝手がいいでしょう。
TSVとExcel(.xlsx)との違い
TSV形式とExcel(.xlsx)での違いは明白です。
まずはファイルの中身で比較してみましょう。
TSVファイルは先ほども紹介したようにタブで区切られたテキストファイルですが、ExcelはExcelように最適化されたバイナリファイル(人が読めないファイル)になっています。
ですが、xlsx形式にも様々なメリットがあり、一番のメリットがテキスト以外の情報も保存できるということです。
TSV形式はテキストしか保存することができず、画像やグラフなどを保存することができません。
また、自動計算される関数も機能しません。記述したとしてもただのテキストとして扱わるので、関数としての役割を果たしてくれないのです。
xlsx形式であれば、
- グラフや画像・図形を保存できる
- 関数を使える
- シート機能が使える
- セルのサイズや文字装飾も保存できる
Excelでtsvでエクスポートする方法
ExcelはデフォルトでTSV形式のインポートに対応していないため、エクスポートもできないと思うかもしれません。
ですが、なぜかエクスポートのみTSV形式に対応しており、ExcelでTSVファイルを作ることは可能です。
次に、F12キーを押して名前を付けて保存ウィンドウを表示します。
これでTSV形式でエクスポートしてくれます。
ファイルの中身はこれで大丈夫ですが、保存後に一つ注意しなければならないことがあります。
ファイルの中身は問題ありませんが、そのままだと他のソフトウェアからはただのテキストファイルとして認識されます。
ですので、TSV形式でエクスポートした後は一度拡張子名を変更しておきましょう。
TSV形式を使う際は、各ソフトウェアの対応状況などに注意しながら使うようにしてくださいね。