Tanium Clientとは?
会議の直前にパソコンのファンが急に回りだして、タスクマネージャーを開くと見慣れない「Tanium Client」が上のほうにいる、ということがあります。名前だけ見るとあやしいソフトに思えますが、正体は会社のパソコンを一括で管理するためのソフトです。会社のパソコンに入っているなら、たいていは情報システム部門などの管理者が入れたものでしょう。
Tanium社の管理者向けマニュアル(Tanium Client Management User Guide)を読むと、Tanium Clientはパソコンに入っているアプリや動いているプロセス、ネットワークの設定などを集めて、Taniumのサーバーに報告しています。管理者の指示があれば、アプリのインストールや更新、サービスの起動・停止もこなします。いつの間にかアプリが新しくなっていたら、このしくみで更新が届いたのかもしれません。
タスクマネージャーでは、本体の「TaniumClient.exe」と、拡張機能を動かす「TaniumCX.exe」が並びます。本体はパソコンの起動と同時に自動で動き出すサービスです。「Tanium Client Extension Coordinator」という名前も見かけますが、マニュアルにはこの表示名が見当たらず、名前からすると拡張機能の調整役のようです。
重いからといって止めてもいい?
重くなるのは、管理者から届いた情報の収集や作業が、パソコンの中でいくつも重なったときです。マニュアルにも、処理が一度に集中しないよう実行のタイミングをずらす設定や、使う機能(モジュール)が多いほどメモリやディスクが余計に要ることが書かれていました。
だからといって、自分で止めるのは避けましょう。止めると、会社が出した更新や設定がそのパソコンに届かなくなるおそれがあります。管理者権限があると停止やアンインストールができてしまう場合もありますが、マニュアルではそれを利用者による改ざんが起こりうるものとして扱い、サービスを操作できなくしたり、アプリの一覧から隠したりする設定まで用意しています。会社としては止めてほしくないソフトだと考えて、触らずにおくのが無難です。
情報システム部門に伝えるとよいこと
重くて仕事にならないなら、情報システム部門に相談するのがいちばんの近道です。重くなる時間帯と、どのプロセスがどれくらいCPUやメモリを使っていたかを、タスクマネージャーのスクリーンショットと一緒に伝えると話が早く進みます。タイミングをずらす設定は管理者の側で変えられるので、時間帯がわかるだけでも手がかりになりますよ。