Excelでセルを固定したい
みなさんはExcelで住所録や売上実績などの大きな表を作って入力をしているときに、先頭行や列のセル入力している見出し項目が画面から見えなくなって困ったことはありませんか?
見出し項目が見えなくなると入力ミスの原因となりますので、画面をスクロールさせても見出し項目だけ固定させたいとおもったことはありませんか?
今回はExcelでの見出し項目のセルの固定のやり方や印刷のやり方の情報をご紹介します。
Excelでセルを固定する方法
Excelでセルの見出し項目を固定する際の操作方法を見出し行の固定方法、見出し列の固定方法、行および列のセルの固定方法の3つに分けて説明します。
今回は下図のExcelの表を使用して紹介します。
こちらのExcelの表は、1行目の各セルに支店名、A列の各セルに日付が入力されています。
行を固定する場合
行を下の方にスクロールしていくと、表の先頭にある支店名の見出し項目が見えなくなります。
リボンの[表示]タブ①→[ウィンドウ枠の固定]②→[先頭行の固定]③をクリックします。
これで、表の下の方の日付に移動しても支店名の見出し項目の行は固定されて、見出し項目を確認して入力することができます。
列を固定する場合
列を右の方にスクロールしていくと、表の左端にある日付の見出し項目が見えなくなります。
リボンの[表示]タブ①→[ウィンドウ枠の固定]②→[先頭列の固定]③をクリックします。
これで、表の右の方の支店に移動しても日付の見出し項目の列は固定されて、見出し項目を確認して入力することができます。
セルを固定する場合
例えば右下の方のセルの入力の場合は、支店の見出し項目も日付の見出し項目も見えなくなってしまいます。
また、見出し項目が先頭行または先頭列にない場合も、こちらの方法で固定することができます。
まず固定させたい行の下側(列の場合は右側)のセルをクリックします①。
次にリボンの[表示]タブ②→[ウィンドウ枠の固定]③→[ウィンドウ枠の固定]④をクリックします。
これで表の右下の方に移動しても、支店名と日付の見出し項目の列は固定されて、見出し項目を確認して入力することができます。
Excelでセルの固定を解除する方法
Excelでの先頭行の解除、先頭列の解除およびセルの固定の解除は、全く同じ操作で固定を解除することができます。
リボンの[表示]タブ①→[ウィンドウ枠の固定]②→[ウィンドウ枠の固定の解除]③をクリックします。
Excelでセルを固定した場合に印刷するとどうなる?
Excelでセルの固定をした場合、データの入力のときは見出し項目が追従するので非常に便利なのですが、困った問題があります。
Excelで印刷する場合には、固定したセルの見出し項目は最初のページにしか印刷されず、次ページ以降には印刷ができないのです。
この次ページ以降に印刷できない問題の回避方法としましては、次の通りとなります。
リボンの[ページレイアウト]タブ①→[印刷タイトル]②をクリックします。
ページ設定のダイアログボックスがポップアップします。
行を全ページに印刷する場合は、タイトル行の欄の右端の上矢印をクリックします。
(列を全ページに印刷する場合は、タイトル列の欄の右端の上の矢印をクリックします。)
こちらの状態で印刷したい見出し項目の行番号をクリックすると、行が選択されます。
(列の場合は、印刷したい見出し項目のアルファベットをクリックすると列が選択されます。)
タイトル行欄の右端の下矢印をクリックすると、先程のページ設定のダイアログボックスに戻り、タイトル行が入力されていますのでOKを押します。
(列の場合は、タイトル列の右端の下矢印をクリックすると、ダイアログボックスのタイトル列にタイトル列が入力されていますのでOKを押します。)
今回紹介分のExcelの表の場合は、行と列のどちらも印刷タイトルの設定が必要となります。
印刷プレビューで確認をすると、次ページ以降にもタイトルが印刷されるように設定されています。
まとめ
今回はExcelのセルの固定表示にする方法を紹介しました。
Excelで大きな表を作成した時は、セルの固定を使うことで見出し項目名の確認のための無駄なスクロールによる見出しの確認が不要になります。
ただしセルを固定した箇所は印刷の場合には適用されませんので、印刷タイトルの設定から見出し項目を設定するようにしましょう。