iPhoneのイコライザ機能とは?
iPhoneで調節することができるイコライザ。そもそもですが、イコライザとはどのような機能なのか、分かりづらいポイントです。
イコライザーとは、音の周波数を変えて、音の聞こえ方を変えるための方法です。
イコライザは非常に奥深いものがあり、難しい話になってしまいますが、ざっくりと言うと、音質を変化させて聞こえ方を変え、自分が好きな音質にできるというものです。
音質を向上させるということにも繋がります。イコライザだけではなく、使っているイヤホンやスピーカーにもよって聞こえ方は変わります。
大きく分けると音は、低音域、中音域、高音域に分かれていて、それらをイコライザで調整することで、聞こえ方がかなり異なります。
ここでは、お好みやシチュエーション別に、おすすめのiPhoneのイコライザ設定についてご紹介していきたいと思います。
ぜひ、お好みの設定を見つけて、より音質を向上させて音楽を楽しみましょう。
iPhoneでのイコライザの設定方法
簡単に設定することができるので、手軽に音質を自分好みに向上させることが可能となります。
iPhoneのおすすめイコライザ設定6選!
さっそく、おすすめのイコライザ設定をご紹介します。
アーティストが楽曲を作る時に、人によってはCDなどとは別に、iTunesなどの音楽配信向けに音質を調整し直している場合もあります。イコライザを設定してしまうと、良くも悪くもそれを崩して聞くことになります。
ですが、せっかく設定ができるのならば使いたい。という方も多いですし、自分好みにカスタマイズできるのは嬉しいですね。ぜひチェックしていきましょう。
iPhoneで重低音を実現したい方におすすめ「Bass Booster」
人気の重低音を強調し、向上してくれるイコライザです。
イヤホンやスピーカーの種類にもよりますが、低音をキレイに出すのは一般的に難しいとされています。ですので、イコライザで低音を強調することで、より音質を元の音に近づけるようにバランスをとることができます。
低音の迫力が好きな方や、クラブミュージックが好きな方にもおすすめです。ドフドフとしたようなドラム、ベース音が楽しめます。
「Bass Booster」の他に「Dace」もおすすめです
Danceも低音を強調することができる調整です。
Bass Boosterよりも、低音と中音を強調して聞こえやすくなります。Bass Boosterでは低音感が強すぎるという場合にも、聞きやすくなるかと思います。
文字通りダンスミュージックを好む方にも使いやすい調整になっています。
イヤホンを使う方におすすめ「Treble Reducer」
イヤホンを使う場合には、高音が出やすくなります。
高音を目立たなくさせるTreble Reducerがおすすめです。
高音がシャアシャアと出すぎてしまいやすいイヤホン。ですが、そのシャアシャア感をイコライザで抑えることができるのがTreble Reducerです。
こちらのイコライザ設定にすると、シャアシャア感の元である高音を抑えることができます。結果的に中音と低音が強調されているようにも聞こえます。
もともとイヤホンが低音を強調するタイプの場合には、あまり向きません。その場合にはBass Reducerも試してみてください。
イヤホンでもEarPods、AirPodsを使うなら「Bass Booster」
これらのイヤホンは、オープンエアタイプとなっています。
臨場感を出せるのがオープンエアの魅力ですが、低音が頼りない部分もあります。
そこで、ぜひ使いたいのがBass Boosterです。とっても軽い聞き心地で、長時間でも耳が疲れにくいのも良い点ですが、どうしても低音が薄くなりがちです。
そこでイコライザで低音をプラスしておけば、元の音にも近づきますし臨場感もアップします。
オープンエアタイプの特徴として、音漏れには注意です。低音をプラスすることで、より外に出やすくなる場合もあります。使う時には一度チェックしておくと安心です。
街中で使う場合におすすめ「Hip hop」
街中で使う時には、雑踏などに紛れて低音が聞こえにくくなってしまうこともあります。
低音をプラスしても良いのですが、他の部分も相対的にアップさせるHip hopがおすすめです。
街中で使う頻度が高い場合には、ぜひ一度Hip hopも試してみてください。Hip hop系ミュージックは聞かないよ、と思われるかもしれませんが、それぞれの音域を全体的にアップさせてくれるような調整になっています。
ですので、雑踏の音と混ざった時にもバランス良く聞こえやすくなります。電車などの移動時にもおすすめです。
もちろんHip hop系のミュージックを聞く時にも、聞きやすくなるイコライザです。
雑踏自体が気になる場合
雑踏の音自体が気になる場合には、ノイズキャンセリング機能がついているヘッドホンなどもおすすめです。
イコライザからは少々離れてしまいますが、ノイズキャンセリング機能が付いているアイテムだと、雑踏自体を聞こえにくくしてくれます。
周りの音が聞こえなくなるので、夜間などの事故の可能性が高い場所ではおすすめできませんが、音楽に集中して楽しむことができる便利なアイテムです。
ボーカルの声をしっかり聞きたい時には「Pop」「Vocal Booster」
好きなアーティストだから、歌声をしっかりと聞き取りたい。
カラオケ練習したいから、歌声を中心に聞きたいという場合におすすめなのがPopやVocal Boosterです。
よりボーカルを強調して聞きたいという場合は、様々なシチュエーションがあります。もしかしたら、車内で聞く時に自分も歌いたいから、ボーカルを強調してデュエット感を楽しみたいということもあるかもしれません。
そんな時におすすめなのがPopとVocal Boosterです。歌声を強調し向上してくれる調整になっているのでおすすめです。
元の音を楽しみたい時におすすめ「Flat」
元の音をそのままで楽しみたい場合や、使っているヘッドホンやスピーカーのイコライジングが少ない場合には、Flatがおすすめです。
プロユース向けのヘッドホンやスピーカーは、元の音をそのまま聞くことができるものが多くあります。それらを使って、よりアーティストの表現したかった音が聞きたい場合には、ぜひFlatを試してみてください。
全ての音域を、文字通りフラットにして聞くことができます。
他の設定にしていてから、Flatにすると物足りない感じがしてしまうこともありますが、イコライザのかかっていない素の感じがして、聞きやすいという場合もあります。こちらも一度試してみてください。
ミュージックジャンルに合わせて選ぶ
おすすめのイコライザをご紹介しましたが、再生するミュージックに合わせてイコライザを選ぶのも良い方法です。
つまりpopミュージックを聞く時にはPopを選択し、クラシックを聞く時にはClassicalを選択するというような感じです。ジャンルのそのままの名前がつけられているので、迷ったりはしにくいかと思います。
ジャンルが合っていても、曲調によっては確実に合うとは限らないのですが、ミュージックの雰囲気に合わせてイコライザを合わせるというのも良いでしょう。ワンランク上の聞き方ができます。
イコライザのパーフェクト設定ができるのか?
iTunesのイコライザで全ての曲の音質を向上させてしまう、パーフェクト設定と呼ばれている設定があります。
iTunesはiPhoneよりも、より細かくイコライザを設定することができます。そこでパーフェクト設定というものが流行しています。まずは、iTunesのイコライザの方法から見ていきましょう。
iTunesのイコライザ方法
パーフェクト設定をiPhoneでもできるのか?
このパーフェクト設定はiTunesのみで設定ができるものとなっていて、iPhone単体では調整することができません。
iTunesで設定した上で同期を行っても、イコライザの設定は同期ができません。
パーフェクトというだけあって、魅力的ではありますが音質は好みでもあります。またひとつの設定で、全ての曲の音質をパーフェクトに向上させるというのは難しいかとも思われます。
iTunesでしか設定できないパーフェクト設定にこだわらず、自分の好みやイヤホンに合わせて調整した方が楽しみが広がります。
自分なりのパーフェクト設定を見つけてみてください。
まとめ
iPhoneで、よりワンランク上の音楽を楽しみたい時に欠かせないのが、イコライザです。
あえて調節せずに聞くということもできますが、せっかくでしたら自分好みにして聞いてみましょう。イヤホンやヘッドホンなど、状況にも合わせて選んで、ご紹介したイコライザ設定も参考にしてみてください。