iPhoneの動作を自動化してくれるスイッチコントロールとは?
iPhoneにはスイッチコントロール通知のあることを知っているでしょうか。
スイッチコントロールを使えばタップ操作を自動化することができ、ゲームの周回などにとても役立ちます。
また、iPhoneだけでなくiPadでも可能です。
iPhoneでスイッチコントロールを利用するメリット
iPhoneでスイッチコントロールを利用するメリットはいくつかあります。
繰り返す作業を自動化出来る
スイッチコントロール機能で一番のメリットが繰り返す作業を自動化できることです。
スイッチコントロールはタップ場所やスワイプ操作も自由に設定できるので、使いこなせたらあらゆる作業を自動化して効率化できるでしょう。
特にありがちなのが、ソシャゲなどのゲームの周回作業でキャラクター・パーティー、ステージ選択やリザルト画面遷移時の操作です。
そういった操作は手順が決まっていることが大半であるため、スイッチコントロールで自動周回できるようにしたらかなり周回作業が楽になるでしょう。
ワンタップで複数操作をまとめて行える
スイッチコントロールで設定した繰り返し動作はワンタップで呼び出すことができます。
そのため、スイッチコントロールを有効化した状態でタップすると繰り返し動作の設定が呼び出されて指定の操作が自動的に行われます。
また、スイッチコントロール機能の切り替えも簡単なので、必要なときだけ有効化して使うということも可能です。
脱獄する必要がない
昔は、iPhoneでタップ操作を自動化しようと思うと脱獄して自動タップできる非公式の自動化ツールをインストールする必要がありました。
ですが、脱獄するとiPhoneのサポートを受けられなくなるほかセキュリティリスクも高まるためあまりやるべきではありません。
ですが、iOS12以降のiPhoneならスイッチコントロール機能を使って脱獄せずiPhoneのタップ操作を自動化できます。
アプリのインストールも必要なし
脱獄が必要ないだけでなく、そもそも専用のアプリをインストールする必要もありません。
iPhoneのスイッチコントロールを使って動作を自動化する設定方法
iPhoneのスイッチコントローラーを使って動作を自動化するのは最初の設定だけ大変です。
ですが覚えてしまえば簡単ですので順番に見ていきましょう。
スイッチコントロールの設定画面を開く
スイッチの作成
操作を自動化するためのマクロを組むにはスイッチを作成する必要があります。
スイッチと言っても物理的なスイッチではありません。
レシピの作成
スイッチを作成したらレシピを作成します。レシピとは簡単に言うとマクロのことです。
記録できる長さは最大10秒で、タップ回数は最大5回です。タップ回数や時間が短いと思うかもしれませんが、繰り返し動作させることが出来るので、うまく使えば無限タップも可能です。
起動するレシピの設定
デフォルトの場合、登録しているレシピが順番に起動されるだけであるため、使い勝手が悪いです。
そこで、起動するレシピを事前に設定しておきます。
これでスイッチコントロールで呼び出されるレシピが選択したレシピになります。
スイッチコントロールを解除する方法
スイッチコントロールを使用する前に、スイッチコントロールを解除する方法を先に知っておきましょう。
起動したあと自動的にスイッチコントロールが終了することはなく無限ループになってしまいますので、終了方法を知っておかないと焦ることになります。
3回タップするとスイッチコントロールがオフになるので、自動操作を止めたいときは電源ボタンを3回素早く押すようにしましょう。
スイッチコントロールの起動方法
スイッチコントロールの起動ですが、スイッチコントロール設定画面のオンオフボタンからは起動しないでください。理由は後述しています。
ではどうやって起動するのかについてですが、スイッチコントロールを起動するショートカットを使用します。
これで、ショートカットが有効化され電源ボタンを素早く3タップすることでスイッチコントロールが有効化され、画面をタップすると設定したレシピの動作が実行されます。
解除する場合は、有効化した時と同じように電源ボタンを素早く3タップするだけです。
「スイッチコントロール」はオンにしない
起動方法の解説て触れたように、スイッチコントロールの設定項目の一番上に「スイッチコントロール」のオンオフを切り替えるボタンがありますが、こちらはオンにしないでください。
こちらの項目で有効化してしまうと、設定アプリを閉じる前からスイッチコントロールが有効になってしまい、タップするとレシピが起動する関係で思うように操作できなくなってしまいます。
ですので、先ほど紹介したショートカットを使った起動方法でスイッチコントロールを使うようにしてください。