チャタリングキャンセラーとは?
チャタリングキャンセラーとはその名の通りマウスに起きているチャタリング問題を改善することができるツールのことをいいます。
そもそもチャタリングとは、静電気などの影響で物理的な不具合が出る症状のことを言います。チャタリングが発生すると、ワンクリックがダブルクリックになる、ファイルをドラッグしていたのに勝手にドラッグ状態が解除されていた、なんてことも起きたりします。
そのようなトラブルを未然に防止できるのがチャタリングキャンセラーです。
ここからはWindows10で使えるチャタリングキャンセラーソフトの使い方を紹介していきます。
ChatteringCanceler(チャタリングキャンセラ)の使い方
Windows10には名前がそのまんまの「ChatteringCanceler」というソフトウェアが公開されているため、チャタリング対策にはそのソフトを利用します。
インストールから順番に解説していきます。
インストール
ChatteringCancelerはvectorで配布されているため、そちらからダウンロードします。
そちらが動作した場合は今後x86フォルダの方のChatteringCanceler.exeを使用するようにしてください。
使い方・設定
基本的には初期設定のまま使うことができますが、初期設定のままではチャタリングが起きてしまう場合は以下の手順を踏んでください。
この数値は押してから離す間隔が〇〇ミリ秒以内の場合、その操作を無効化するということです。チャタリングが起きている場合はものすごいスピードでクリックが行われるので、この数値を上げれば上げるほどチャタリングも書きにくくなります。
そのかわり、数値を上げ過ぎると通常のダブルクリックなどもチャタリングとみなされて無効化されてしまう可能性があるので注意が必要です。
タブレットペンを使っている場合
液タブなどで使うペンに筆圧情報があった場合、誤動作を起こす可能性があり、チャタリングと誤認識される可能性があります。
これでタブレットでも問題なく使用することができます。
自動起動
チャタリングが起きているマウスを使い続ける以上、常にChatteringCancelerを使い続けることになります。
しかし、ChatteringCancelerにはWindows10を起動した際に自動起動する設定が含まれていないため、WIndowsを起動するたびにChatteringCancelerも起動する必要があります。
ですが。手動で自動起動の設定をすることもできるのでその方法を紹介します。
これで次回以降Windows10を起動した際に、ChatteringCancelerも自動起動するようになり、いつでもチャタリング対策をすることができます。
また、マウスを買い換えてチャタリング対策をする必要がなくなった際は、スタートアップフォルダに配置したChatteringCancelerのショートカットを削除するだけで自動起動しなくなります。