WerFault.exeとは?
![](http://cdn2.aprico-media.com/production/imgs/images/000/041/442/original.png?1570657333)
Windowsのパソコンは、バックグラウンドで各種サービスが動作しています。動作しているサービスには必要なものから不要なものまで様々なものがありますが、必要のないサービスは停止させることでWindowsの動作を軽くすることができますよ。
今回ご紹介するのは、WerFault.exeです。
WerFault.exeとは、Windows上で発生したアプリケーションエラーをMicrosoftに報告するエラー報告プログラムのプロセスです。アプリケーションの実行中にアプリが落ちてしまった時などに「この問題をMicrosoftに報告してください。」といったウィンドウが表示されますが、あのウィンドウがこのWerFault.exeによるものです。
WerFault.exeは停止して大丈夫?
WerFault.exeは停止して大丈夫なプロセスなのかどうか気になる方もいらっしゃるかと思います。WerFault.exeは、削除はできませんが停止しても大丈夫なプロセスです。
アプリケーションエラーを必ずしも報告する必要はないので、アプリケーションエラーのたびに一々「この問題をMicrosoftに報告してください。」と表示されて鬱陶しいと思う場合は、停止したほうがいいでしょう。
WerFault.exeの停止方法
それでは、Windows10でWerFault.exeの停止方法を説明します。
サービス「Windows Error Reporting Service」がアプリケーションエラーの報告を司るサービスなのですが、これを無効化するだけではWerFault.exeは起動したままになってしまうため、WerFault.exeを停止させるには起動しないように設定を変更する必要があります。
![WerFault.exeのパス](http://cdn2.aprico-media.com/production/imgs/images/000/041/443/original.jpg?1570658063)
このWerFault.exeのアクセス権を変更して停止させればいいのですが、WerFault.exeはシステムファイルなのでそのままではアクセスすることができません。
![デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリック](http://cdn2.aprico-media.com/production/imgs/images/000/041/444/original.jpg?1570658236)
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリックしましょう。
![コマンドプロンプトが起動したら「takeown /f C:\Windows\SysWOW64\WerFault.exe」とコマンドを入力](http://cdn2.aprico-media.com/production/imgs/images/000/041/445/original.jpg?1570658299)
「成功:ファイル (またはフォルダー): "C:\Windows\SysWOW64\WerFault.exe" は現在ユーザー"ユーザー名"によって所有されています」と表示されればOKです。
takeown /f C:\Windows\SysWOW64\WerFault.exe
![WerFault.exeを右クリックしてプロパティを開き、「セキュリティ」タブの「編集」をクリックして開き、ユーザーを選択してアクセス許可欄「フルコントロール」の「拒否」にチェックを付けて「OK」をクリック](http://cdn2.aprico-media.com/production/imgs/images/000/041/446/original.jpg?1570658559)