Windows10のエクスプローラーをタブ化する「QTTabbar」の使い方と設定をご紹介!

Windows10のエクスプローラーをタブ化する「QTTabbar」の使い方と設定をご紹介!

フリーソフト「QTTabbar」を導入することで、Windows10のエクスプローラーをブラウザなどのようにタブ化することができますよ。この記事では、Windows10のエクスプローラーをタブ化する「QTTabbar」の使い方と設定をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. エクスプローラーをタブ化したい
  2. QTTabbarの使い方と設定
  3. QTTabbarは重い?高速化は可能なのか

エクスプローラーをタブ化したい

複数のページを「タブ化」
ブラウザなどでは、複数のページを「タブ化」して必要なページを並べておくことで、毎回ページを開き直さなくてもすぐに必要なページを見ることができますよね。

一方、WindowsPCのファイラーであるエクスプローラーはタブ化表示をすることができないため、複数のフォルダを常に表示させるには複数のエクスプローラーを開かなければならずデスクトップ画面がごちゃごちゃになってしまいます。

ブラウザだけでなく、エクスプローラーもタブ化することができたら便利だと思いませんか?そんな時はフリーソフト「QTTabbar」を使うことでエクスプローラーをタブ化して使いやすくすることができたり、プラグインを追加することで機能を増やすこともできますよ。

今回は、フリーソフト「QTTabbar」の使い方や設定方法をご紹介していきます。

QTTabbarの使い方と設定

それでは、QTTabbarの使い方・設定方法などをご紹介していきます。

ダウンロード・インストール

それでは、QTTabbarをダウンロード・インストールしてみましょう。

QTTabbarのダウンロードページ
2019年4月時点での最新バージョンは「ver 1040」ですが、最新バージョンを使うためには旧バージョンの「ver 1038」を先にインストールする必要があります。下記リンク先ダウンロードページから、「QTTabbar ver 1038」「QTTabbar ver 1040」をそれぞれダウンロードしましょう。
QTTabBar - QuizoApps
「QTTabbar.exe」をクリック
ダウンロードした「QTTabBar_1038.zip」を解凍したら、「QTTabbar.exe」をクリックしてインストーラーを起動しましょう。
セットアップウィザードが表示
セットアップウィザードが表示されたら、「続行」をクリックします。
「アクションの選択」の「インストール」が選択されていることを確認したら「続行」をクリック
インストール/アンインストールの実行を求められるので、「アクションの選択」の「インストール」が選択されていることを確認したら「続行」をクリックしましょう。もしインストールが選択されていなかったら、クリックして選択してください。
インストーラー
インストールが完了したら、QTTabbarを有効にするために一度ログオフして再ログオンするかパソコンを再起動しましょう。

再ログオンもしくは再起動したら、次は「UpdateQTTabBar1040.zip」を解凍してフォルダ内にある「UpdateQTTabBar1040.exe」をクリックして起動しましょう。

QTTabbarのアップデート画面が表示されるので「Install」をクリック
QTTabbarのアップデート画面が表示されるので「Install」をクリックします。
「OK」をクリック
「Updated successfully.」と表示されたらアップデート終了です。「OK」をクリックして、一度エクスプローラーを終了させましょう。これでQTTabbarのインストールは完了です。

QTTabbarを有効にする

QTTabbarはインストール後すぐに有効にはならないので、手動で有効にする必要があります。まずはエクスプローラーを開きましょう。

エクスプローラー画面上部のツールバーの「表示」をクリック
エクスプローラー画面上部のツールバーの「表示」をクリックしましょう。
右側の「オプション」の文字の部分をクリック
表示のリボンメニューが開くので、右側の「オプション」の文字の部分をクリックしましょう。メニューが表示されるので、「QTタブバー」をクリックすることでQTTabbarが使用可能になります。
エクスプローラー内にタブバーが表示
エクスプローラー内にタブバーが表示されていることが確認できます。

設定

QTTabbarはデフォルト設定のままではエクスプローラーとしての使用感がかなり変わってしまうため、逆に使いにくくなってしまうことがあります。そうならないように、設定からカスタマイズしましょう。

タブバーの空いているスペースで右クリック
タブバーの空いているスペースで右クリックしましょう。
右クリックメニューが表示されるので、「QTTabbarのオプション」をクリック
右クリックメニューが表示されるので、「QTTabbarのオプション」をクリックします。
左側メニューの「タブ」をクリック
オプションが表示されます。まずは左側メニューの「タブ」をクリックしましょう。

「全般」タブの項目一覧の一番下にある「タブバーに"+"ボタンを表示する」のチェックボックスをオンにして有効にしましょう。
左側メニューの「ショートカットキー」をクリック
次に、左側メニューの「ショートカットキー」をクリックしましょう。

ショートカットキーのアクション一覧が表示されるので、使わないアクションのチェックボックスをオフにして無効にしていきましょう。
左側メニューの「プレビュー」をクリック
続いて、左側メニューの「プレビュー」をクリックしましょう。プレビューの「全般」タブの「ツールチップでプレビュー」のチェックボックスをオフにします。これがオンになっているとツールチップが表示されるため、使い勝手がかなり変わります。
左側メニューの「サブフォルダメニュー」をクリックして「サブフォルダメニューを有効にする」のチェックボックスをオ
最後に、左側メニューの「サブフォルダメニュー」をクリックして「サブフォルダメニューを有効にする」のチェックボックスをオフにしましょう。これらの設定が完了したら、ウィンドウ下部の「OK」をクリックして設定を終了しましょう。

使い方

それでは、実際にQTTabbarを使ってエクスプローラーを操作してみましょう。

タブバーの右側に「+」ボタンが表示
上記で説明した設定にすることで、タブバーの右側に「+」ボタンが表示されます。クリックしてみましょう。
開きたいフォルダーを選択して「OK」をクリック
「フォルダーの参照」が開くので、開きたいフォルダーを選択して「OK」をクリックしましょう。
選択したフォルダーが、新しいタブで開きます
選択したフォルダーが、新しいタブで開きます。

また、表示しているフォルダの中から新しいタブでフォルダを開きたい場合は、マウスのホイールクリックでフォルダを新しいタブで開くことができますよ。
タブのフォルダ名の右側に表示されている「×」をクリック
フォルダーを閉じる時は、タブのフォルダ名の右側に表示されている「×」をクリックすることで閉じることができます。

また、タブをドラッグ&ドロップでエクスプローラーウィンドウの外に出すことでそのタブを単体のウィンドウにすることや、単体のウィンドウをタブバーにドラッグ&ドロップすることでタブ一覧に追加することもできますよ。

ダークモード

デスクトップ画面上で右クリックして表示されるメニューの「個人用設定」をクリック
QTTabbarはWindows10のアプリモード「黒」、いわゆるダークモードに対応しており、Windows10の設定を変えることでエクスプローラーもダークモードに変わります。

デスクトップ画面上で右クリックして表示されるメニューの「個人用設定」をクリックしましょう。
設定画面が表示されたら、左側メニューの「色」をクリック
設定画面が表示されたら、左側メニューの「色」をクリックします。色の項目一覧が表示されたら、「既定のアプリモードを選択します」の「黒」をクリックして選択しましょう。これでWindowsがダークモードに変わります。
エクスプローラーもダークモードに変わり黒色表示
ダークモードに変更すると、エクスプローラーもダークモードに変わり黒色表示となります。

QTTabbarは重い?高速化は可能なのか

QTTabbarを使うことでエクスプローラーをタブ化できるようになりますが、複数のタブを開いているとメモリを消費して重くなるので、QTTabbarは重いと言われることもあるようです。

QTTabbarが重いと感じるユーザーから「高速化したい」という話を聞くことが多いですが、2019年4月時点でQTTabbarを高速化する方法というものは具体的には存在していません。ユーザー側にできる対処方法は、エクスプローラーでタブを開きすぎないようにしてメモリを大量消費しないようにする、同時に起動するアプリケーションを減らすことでエクスプローラーに多くメモリを割けるようにしておく、物理メモリを増やしてタブを多く開いても大丈夫なようにするなどの方法を取ることで、動作を安定させることは可能です。

また、多機能ゆえにパソコンのスペックによっては動作が重くなってしまうというケースもあります。この場合は、QTTabbarのオプションから不要な設定をオフにしていく・不要なプラグインを削除するなどの方法で対処しましょう。


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