Avastのブートタイムスキャンとは?
Avastにはブートタイムスキャンという機能が用意されています。
ブートタイムスキャンとは、Windows10起動した時(ブートした時)に実行するセキュリティスキャンのことで、パソコン起動時に強力なスキャンをかけることができます。
通常の起動中ではアクセスできない領域もスキャンできる(ウイルス検知が最も難しい場所)ため、起動中のスキャンでは見つからなかったウイルスもブートタイムスキャンを実行したらウイルスがいくつか見つかったっていうことも珍しい話ではありません。
また、起動が完了するまでの時間は少し長くなりますが、頻繁に再起動・シャットダウンする方でないなら、セキュリティを高めるためにも設定しておきたい項目でしょう。
Avastのブートタイムスキャンの使い方
それではAvastでブートタイムスキャンを使用する方法を解説します。
ブートタイムスキャンを有効化する
ブートタイムスキャンはデフォルトでは無効化されています。
有効化したい場合は以下の手順で行いましょう。
これで必要なタイミングでブートタイムスキャンが実行されるようになります。
ブートタイムスキャンを実行するには
ブートタイムスキャンの実行は、ブートタイムスキャンを有効化した状態でWindows10を再起動するだけで実行できます。
このときに通常のスキャンではアクセスできないファイルまでスキャンしてくれます。
検査時間は環境によって大幅に異なります。特に初回は1時間以上かかってしまうケースがあるので、設定する際は時間に余裕があるときに再起動をかけるようにしてください。
ちなみに、ログは「C:ProgramDataAvast SoftwareAvast eportaswBoot.txt」に保存されているので、スキャン履歴を確認したい場合はこちらのファイルをチェックしましょう。
スキャン対象を広げる
デフォルトではWindowsがインストールされているドライブしかスキャンされません。
これで、Windows10に接続して認識されているすべてのドライブがブートタイムスキャンの対象になります。
ただし、スキャン対象を広げるということはタイムスキャンの時間も伸びるということですので注意してください。
特に2年使っていて寿命が近づいているHDDをスキャン対象にした場合はスキャン時間と負荷が大幅に増加するので設定する際は気をつけましょう。