iPhoneがリンゴループになる5つの原因
iPhoneのリンゴループ(アップルループ)の現象についてご存知でしょうか?
もしくは今現在アップルアイコンが何度も表示されて再起動ループする「リンゴループ」が発生していないでしょうか?
リンゴループとは、iPhoneを起動しようとしても一向にホーム画面に進まない、何度もアップルロゴの点滅を繰り返す(再起動を繰り返す)現象のことをいいます。このときに表示されるのがアップルロゴことリンゴマークであるため、リンゴループと呼ばれています。
リングループが発生してしまう原因はいくつかあるので、順番に見ていきましょう。
強制終了を何度も繰り返している
iPhoneには、完全にフリーズした時でも電源を落としてリセットできるように強制終了できる機能が用意されています。
ですが強制終了はその名の通り強制終了させるので、なんらかのデータを更新中に強制終了した場合、更新していたファイルが破損してiPhoneのシステムが壊れてしまう可能性があります。
この時壊れたファイルが運悪くiPhoneの起動に必要なファイルだった場合、起動できない状態になってしまいます。
脱獄している
iPhoneは脱獄することで様々な機能制限を解除し、Apple Storeで公開されていない非公式アプリをインストールして使えるようになります。
ですが、その時にインストールした非公式アプリにウイルスが仕組まれていたり、扱いを間違えてiPhoneのシステムファイルを壊してしまった場合、リンゴループが発生してしまうことがあります。
iOSアップデートに失敗した
iOSアップデート中に電源が切れてしまった、強い衝撃を与えて強制再起動がかかってしまった場合、iOSのシステムが壊れてiPhoneが起動できなくなる(リンゴループになる)ことがあります。
アップデートがなかなか終わらないことにしびれを切らして再起動する場合もiOSアップデートが失敗する原因になるので注意が必要です。
SIMカードが問題を起こしている
SIMカードが何らかの問題を起こしてリンゴループに陥ってしまうこともあるようです。そのため、SIMカードを交換したらiPhoneが起動しなくなったという場合はSIMカードが原因の可能性があります。
バッテリーの寿命が限りなく近づいている
iPhoneのバッテリーは消耗品であり、2年~2年ほどで寿命がくると言われています。
この期間よりもさらに長期間使い続けているとバッテリーが使い物にならないくらい劣化し、その結果バッテリーが誤動作を起こしてリンゴループが発生することがあります。
結構な時間充電するまで電源が入らない時や、一瞬でも充電状態が途切れたら電源が落ちるときはバッテリーが原因のリンゴループが発生する前兆ですので注意してください。
iPhoneがリンゴループに対する4つの対処法
iPhoneがリンゴループになってしまったときの対処法ですが、直し方はいくつかあります。リンゴループになって焦っている方は落ち着いてそれぞれ試してみてください。
SIMカードを抜いて再起動する
SIMカードを挿入して使っていた場合、一旦SIMカードを抜いて再起動してみてください。SIMカードが原因だった場合、キャリア回線の通信やSIMカードの認証で不具合を起こしている可能性があります。
SIMカードはここに挿入されているので、挿入されている場所がわからないという方は、こちらを参考にしてください。
セーフモードで起動する
必要最小限の機能でiPhoneを起動するセーフモードが用意されています。通常起動できなくてもセーフモードであれば起動できる可能性があります。
セーフモードでの起動方法は別記事で詳しく解説していますので、セーフモードでの起動を試す方はそちらを参考にしてください。
iTunesを使ってiOSアップデートする
iOSアップデート失敗したリンゴループに陥ってしまった場合は、iPhoneをパソコンに接続してiTunes経由でiOSアップデートをしてみてください。接続できない場合はセーフモードで一旦起動することをお勧めします。iTunes経由で行えば、iPhoneが使えない状態になっていたとしても電源さえ入ればiOSアップデートできる可能性があります。
iTunesでiOSアップデートする場合は以下の流れで行います。
まずはiPhoneをパソコンと接続してiTunesを起動してください。接続した後はiOSアップデートが完全に完了するまで、このままライトニングケーブルを抜かないでください。一瞬でも途切れると失敗するので、時々接触不良を起こすケーブルは使わないようにしましょう。
しばらく待つとアップデートが開始されます。完了するまでケーブルを抜かずに待ちましょう。アップデートが完了したらiPhoneを起動してみてください。
iOSアップデートの失敗が原因の場合、これでリンゴループが解消されます。
リカバリーモードで起動する
iPhoneは正常起動できない状態でも初期化出来るリカバリーモードが用意されています。リカバリーモードはいわゆる最終手段で、リカバリーモードでも解決しないのであればiPhoneを修理に出すしかありません。
リカバリーモードの詳しい特徴ややり方についてはこちらで解説しています。
先程も触れたように、他の対処法を全て行っても動かないときに試すのがリカバリーモードですので、最終手段だと思っておいてください。