Audacityで音楽ファイルをカットする方法
MP3を編集する際などで便利なAudacityは、カンタンに音楽ファイルの一部をカット・トリミングして分割することができます。
不要な無音部分の切り取りや、ファイルに残しておきたくない音声部分を削除したい場合などに役立ちます。
すると選択範囲が切り取られ、クリップボードに保存されます。ショートカットキーを覚えた方が確実ですので、カット編集を多用する場合は[Ctrl+X]キーでカットできることを忘れないようにしましょう。
Audacityで音楽ファイルを結合する方法
カットした音楽ファイルの一部を別の場所に結合する方法はとても簡単です。
先ほど紹介した音楽ファイルをカットする方法でカットした際、クリップボードというコピーペーストに使う領域に、カットした音楽データが一時保存されます。
その状態で結合先の再生位置を選択し、ペースト(貼り付けアイコン)もしくは[Ctrl+V]をクリックすると直前にカットした音声が挿入・結合されます。
この結合機能は複数ファイル・トラックをまたいで行えるので、全く異なる音楽ファイルからカットしたものを結合することも可能です。覚えておくと良いでしょう。
Audacityで音楽ファイルをカットする時の注意点
Audacityで音楽ファイルをカットするにあたって一つだけ注意すべきポイントは、カットする範囲の始点と終点です。
音楽ファイルをカットする際は、ゼロクロスポイントという0dbになるライン(波形中央のラインと交差する箇所)を始点と終点に箇所でカットするようにしてください。
ゼロクロスポイント以外でカットしてしまうと、ノイズが一切ない音楽ファイルなはずなのに、カットすると始点と終点でプツッというノイズが入り込んで上手くカットできないという問題が発生します。
ここまでズームするとゼロクロスポイントがどこにあるかすぐにわかるようなので、カットにあたってプツッというノイズが入り込んでしまうことを防げます。
プツッという音は一瞬なのでそれほど気にならないと思うかもしれませんが、カットした音声を結合する場合は問題が発生することがあるので、気になる場合のみゼロクロスポイントを意識してカットするようにしましょう。