Audacityで音楽ファイルをカットする方法と注意点を紹介!【結合/切り取り】

Audacityで音楽ファイルをカットする方法と注意点を紹介!【結合/切り取り】

Audacityでは自由に好きな再生位置でカットすることができます。ただ切り取りするだけでなく、切り取りした範囲を別の場所に結合することも可能です。今回はAudacityでカットする方法や、カットする際に注意すべきポイントを解説します。


目次[非表示]

  1. Audacityで音楽ファイルをカットする方法
  2. Audacityで音楽ファイルを結合する方法
  3. Audacityで音楽ファイルをカットする時の注意点

Audacityで音楽ファイルをカットする方法

MP3を編集する際などで便利なAudacityは、カンタンに音楽ファイルの一部をカット・トリミングして分割することができます。

不要な無音部分の切り取りや、ファイルに残しておきたくない音声部分を削除したい場合などに役立ちます。

Audacityで音楽ファイルを開く
まずはAudacityで音楽ファイルを開いておき、カット編集できる状態にしておきましょう。
カットしたい箇所をドラッグして範囲選択する
次にカットしたい箇所をドラッグして範囲選択します。
カットアイコンをクリック
次に、カットアイコンをクリックするか[Ctrl+X]キーを押します。

すると選択範囲が切り取られ、クリップボードに保存されます。ショートカットキーを覚えた方が確実ですので、カット編集を多用する場合は[Ctrl+X]キーでカットできることを忘れないようにしましょう。

Audacityで音楽ファイルを結合する方法

カットした音楽ファイルの一部を別の場所に結合する方法はとても簡単です。

先ほど紹介した音楽ファイルをカットする方法でカットした際、クリップボードというコピーペーストに使う領域に、カットした音楽データが一時保存されます。

その状態で結合先の再生位置を選択し、ペースト(貼り付けアイコン)もしくは[Ctrl+V]をクリックすると直前にカットした音声が挿入・結合されます。

シフトツール
完全に独立した箇所にペーストした場合はシフトツールを使用することで、結合した音声のみを移動させられます。

この結合機能は複数ファイル・トラックをまたいで行えるので、全く異なる音楽ファイルからカットしたものを結合することも可能です。覚えておくと良いでしょう。

Audacityで音楽ファイルをカットする時の注意点

Audacityで音楽ファイルをカットするにあたって一つだけ注意すべきポイントは、カットする範囲の始点と終点です。

音楽ファイルをカットする際は、ゼロクロスポイントという0dbになるライン(波形中央のラインと交差する箇所)を始点と終点に箇所でカットするようにしてください。

ゼロクロスポイント以外でカットしてしまうと、ノイズが一切ない音楽ファイルなはずなのに、カットすると始点と終点でプツッというノイズが入り込んで上手くカットできないという問題が発生します。

Audacityの音声ファイル
ではどこがゼロクロスポイントなのかという問題ですが、音声ファイルを開いた直後だとどこかゼロクロスポイントか全く分かりません。
ゼロクロスポイントの表示
ですが、Ctrlキーを押しながらマウスホイールしてズームしてみてください。波形が細かくなり、どこがゼロクロスポイント(ラインと交差している箇所)なのか目で見て確認できるようになったはずです。

ここまでズームするとゼロクロスポイントがどこにあるかすぐにわかるようなので、カットにあたってプツッというノイズが入り込んでしまうことを防げます。

プツッという音は一瞬なのでそれほど気にならないと思うかもしれませんが、カットした音声を結合する場合は問題が発生することがあるので、気になる場合のみゼロクロスポイントを意識してカットするようにしましょう。


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