【すぐにできる】Audacityでノイズ除去を行う方法を紹介!

【すぐにできる】Audacityでノイズ除去を行う方法を紹介!

録音した音声にノイズが乗ってしまって気になる。そういうときはAudacityを使ってノイズを除去しましょう。ノイズ除去機能を使えば、気になるホワイトノイズなどをカンタンにカットできます。今回はAudacityでノイズ除去する方法を見ていきましょう。


目次[非表示]

  1. 音声のノイズを除去したい
  2. Audacityで音声のノイズを除去する方法

音声のノイズを除去したい

録音した音声など、ホワイトノイズやグレーノイズなどノイズが乗ってしまっていることがあります。

これらノイズはマイクなどを使って録音する音声にどうしても入ってしまう音であり、気になってしまう方も少なくありません。

ホワイトノイズだけなら気になる事は少ないですが、エコーやハウリング・ピー音・音割れを修復する必要があるなど、明らかに邪魔な雑音が入っていた場合は除去しなければなりません。

ノイズがほとんど発生しない録音環境を構築する方法もありますが、エフェクターなどを買い揃える必要があるため費用がかかってしまいます。そういう時はノイズを除去できるフリーソフトを使用しましょう。

この記事ではサウンドの加工に用いられることの多いAudacityというフリーソフトを使用したノイズの消し方を紹介します。

Audacityで音声のノイズを除去する方法

Audacityで音声のノイズ除去する方法を見ていきましょう。

ノイズ除去はノイズだけがなっている音を予めパターンとして登録しておき、そのパターンと合致する音だけを除去する流れになります。ノイズ除去と言うより「特定の音を消す仕組み」で無音化するだけなので、ノイズのような音であれば何でも除去することが可能です。

ただし仕組み上ノイズ以外の音が常に入っているとノイズの除去が難しくなり、強引にノイズを取ろうとすればするほど音質が悪くなります。

例えば、夏場のセミの声など全く途絶えることなくノイズ以外の音が入る環境の場合はノイズを除去することが難しいので注意してください。

ノイズパターンを取得する

ノイズを除去したい音声ファイルを開く
まずはAudacityでノイズを除去したい音声ファイルを開いておいてください。
ノイズのみが鳴っている箇所を選択
次にノイズのみが鳴っている箇所を選択します。

この作業が一番大事ですので、ノイズ以外の音が一切入っていない箇所を選択するようにしてください。ノイズ以外の音が少しでも入っているとノイズ以外の音まで除去されてしまう可能性があります。

メニューの[エフェクト]->[ノイズの低減]をクリック
次に上部メニューの[エフェクト]->[ノイズの低減]をクリックします。
[ノイズプロファイルの取得]をクリック
[ノイズプロファイルの取得]をクリックします。

これでノイズパターンが作成され、除去する準備が整いました。

ノイズの除去

ノイズの低減ウィンドウが一回閉じられるので、もう一度メニューの[ノイズの低減]をクリックして開いてください。

ノイズの低減ウィンドウのプレビューボタンをクリック
再度開いたら左下のプレビューボタンでノイズがちゃんと除去されているかどうかプレビュー再生してみてください。

ノイズは小さくなっているけど、まだ少し残っているという場合は「ノイズ低減」「感度」を高めてみてください。

ノイズ低減・感度などを調整する
ただし「感度」を高めすぎるとノイズ以外の音も除去されてしまう可能性があるので、プレビュー再生しながら微調整するようにしてください。

最後に[OK]を押したらノイズ除去が完了します。常になり続けるホワイトノイズのカット・リバーブカットの両方をしたい場合はそれぞれのパターンを取り出して繰り返しカットするようにしましょう。


関連記事