Windows10でIPv6の優先度を変更する方法をご紹介!

Windows10でIPv6の優先度を変更する方法をご紹介!

Windows10のパソコンでは、デフォルトでIPv6通信が優先されるようになっています。もしIPv4通信を優先させたい場合は、IPv6の優先度を下げることで対応します。この記事では、Windows10でIPv6の優先度を変更する方法をご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. Windows10でIPv6の優先度を変更したい
  2. Windows10でIPv6の優先度を変更する方法

Windows10でIPv6の優先度を変更したい

Windows10のパソコンでは、IPv6通信が優先で使用されるようになっています。IPv4で通信を行いたいのにIPv6で通信されてしまうため、なんとかIPv4で通信したいというユーザーの方もいらっしゃるかと思います。IPv6は今後普及するため無効化すると困ったことになる可能性が非常に高いため、優先順位を下げることでIPv4通信を優先させるようにしましょう。この記事では、Windows10でIPv6の優先度を変更する方法をご紹介していきます。

Windows10でIPv6の優先度を変更する方法

スタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダをクリック→「コマンドプロンプト」をクリック
それでは、Windows10でIPv6の優先度を変更する方法を説明します。まずはデスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダをクリックして展開します。フォルダ内の「コマンドプロンプト」をクリックして起動しましょう。
コマンドプロンプトで「netsh interface ipv6 show prefixpolicies」とコマンドを入力
コマンドプロンプトが起動したら、「netsh interface ipv6 show prefixpolicies」とコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。これで、優先順位の確認が行えます。画像では、「::ffff:0:0/96」がIPv4通信・「::1/128」「::/0」がIPv6通信となり、IPv6の優先順位がIPv4よりも高い状態であることが確認できます。

ここで「ping localhost」コマンドを打つと、「::1からの応答」と表示されるため、IPv6で通信していることが確認できます。一旦コマンドプロンプトを終了して、今度は管理者権限でコマンドプロンプトを起動しましょう。コマンドプロンプトを右クリックして「管理者権限で実行」から管理者権限で起動することができます。

管理者権限で起動したら、「netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::ffff:0:0/96 60 4」とコマンドを入力します。これでIPv4通信である「::ffff:0:0/96」の優先順位が60となり一番上になり、IPv6の優先度を下げることができるのでIPv4で通信するようになります。「ping localhost」を打つと、「127.0.0.1」に向かってpingが送られていること、つまりIPv4で通信していることが確認できますよ。

 

もしIPv6通信優先に戻したい場合は、「netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::ffff:0:0/96 35 0」で優先度を元に戻すか、「netsh interface ipv6 reset」コマンドを入力してからパソコンを再起動しましょう。


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