Windowsでプロダクトキーの使い回しはできる?【2台目/複数台/別のPCへの移行】

Windowsでプロダクトキーの使い回しはできる?【2台目/複数台/別のPCへの移行】

Windowsパソコンのプロダクトキーを、別のパソコンで使い回しできるかどうか知りたいというユーザーは少なくありません。この記事では、複数台のパソコン・別のパソコンへの移行でWindowsのプロダクトキーの使い回しはできるかどうかをご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Windowsで同じプロダクトキーを使い回しをしたい
  2. プロダクトキーは2台目、3台目など複数のPCに使い回しできる?
  3. プロダクトキーは同じパソコンで使い回し出来る?
  4. プロダクトキーは別のPCにライセンス移行できる?

Windowsで同じプロダクトキーを使い回しをしたい

Windowsのパソコンを使っていて、2台目のパソコンを組み立てるなど別のPCを用意した時に、現在使用しているパソコンのプロダクトキーを使い回しできるのか気になるというユーザーの声を耳にすることがあります。

プロダクトキーを新規購入しなくてもいいのであれば、複数台に同じプロダクトキーを使い回したくなりますよね。

そこでこの記事では、Windowsパソコンのプロダクトキーは使い回しができるのかどうかという疑問を解消していきます。

プロダクトキーは2台目、3台目など複数のPCに使い回しできる?

Windowsパソコンのプロダクトキーを2台目・3台目など複数のパソコンで使い回しができるのかという疑問についてですが、答えは「プロダクトキーの使い回しはできない」となります。

プロダクトキーはWindowsのライセンス認証のために必要となっており、ライセンス認証が行われると2台目・3台目のパソコンにプロダクトキーを入力しても「入力したプロダクトキーは使用できませんでした。」とエラーが表示され、入力できないようになってしまいます。

古いバージョンのWindowsでオンライン接続せずにプロダクトキーを入力して使用するといったこともできなくはないのですが、この場合はライセンス認証が行えません。ライセンス認証を行っていないWindowsパソコンは、1か月ほどで使用できなくなってしまいます。

ですので実質的に複数台のパソコンでのプロダクトキーの使い回しはできないと言っていいでしょう。

2台目以降のパソコンを動作させるためのプロダクトキーを個人で生成することはできませんが、プロダクトキーは公式で販売されているほか、インターネットショップで購入することもできます。

公式ショップ以外でのプロダクトキー購入の場合どうやってプロダクトキーが生成されたのか?と気になる人もいるかもしれませんが、これらのプロダクトキーは正規で生成されたものの未使用であるものがそのまま販売に使われているケースがほとんどです。

プロダクトキーは同じパソコンで使い回し出来る?

現在使用しているパソコンのOSを再インストールした場合に、もともと使っていたプロダクトキーと同じプロダクトキーが使えるのかどうか気になりますよね。

このケースの場合は、同じプロダクトキーを利用することが可能となっています。Microsoft公式サポートを見てみると、同じパソコンであればプロダクトキーを使うことが可能である旨が記載されています。

Windowsパソコンのシステムに不具合が起きるなど、調子が悪くなってしまった際に再インストールを行って修復するといったことを行う場合には何の問題もなく同じプロダクトキーを使い回しすることができるのでご安心ください。

プロダクトキーは別のPCにライセンス移行できる?

現在使用しているWindowsパソコンの調子が悪くなってきたため、パソコン内のパーツを大幅に変更する・もしくは別のPCを用意してそちらで同じプロダクトキーを使ってライセンス移行したいと考えたことはないでしょうか。

この場合、条件が限定的ではありますが同じプロダクトキーを使ってライセンス移行を行うことが可能です。

ただし手順が複雑なことや、どこかの工程でミスをしてしまうとライセンス移行できなくなってしまうので注意しましょう。

ここでは、Windows10でプロダクトキーを別のPCで使い回してライセンス移行する方法を説明します。

別のパソコンに移行する場合

現在使っているWindows10がパッケージ版のものかつ、Windows10をインストールする前のバージョンのWindowsを再インストールできる状態であれば、別のパソコンにライセンス移行することが可能です。

この方法での移行に関して回数制限などは存在せず、正確な手順を踏むことでライセンス移行を行うことができます。

現在使用中のWindows10をアンインストールして、Windows10をインストールする前に使用していたWindowsをリカバリメディアを使用するなどして再インストールを行いましょう。

次に、移行先のパソコンにWindows10をインストールします。ライセンス認証は電話認証を行う必要があるので、マイクロソフトに電話連絡を行いライセンス認証を行いたい旨を説明して認証を行ってもらいましょう。

これで、移行先のパソコンでも同じライセンスを使うことができます。

パソコンのパーツを組み替える場合

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「設定」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「設定」をクリックしましょう。
Windowsの設定ウィンドウが表示されるので、「更新とセキュリティ」をクリック
Windowsの設定ウィンドウが表示されるので、「更新とセキュリティ」をクリックしましょう。
左側メニューの「ライセンス認証」をクリック
設定画面が開きます。左側メニューの「ライセンス認証」をクリックしましょう。
​​​​​​​項目内の「アカウントの追加」をクリック
ライセンス認証メニューの中に「Microsoftアカウントを追加」という項目があります。

項目内の「アカウントの追加」をクリックしましょう。
​​​​​​​お使いのパソコンで使用しているマイクロソフトアカウントのメールアドレス・電話番号・SkypeのIDを入力したら「次へ」をクリック
マイクロソフトアカウントのサインイン画面が表示されます。

お使いのパソコンで使用しているマイクロソフトアカウントのメールアドレス・電話番号・SkypeのIDを入力したら「次へ」をクリックしましょう。
パスワードを入力したら「サインイン」をクリック
パスワードの入力を求められます。パスワードを入力したら「サインイン」をクリックしましょう。
​​​​​​​再度パスワードを入力して「次へ」をクリック
サインインに成功すると、「Microsoftアカウントを使用してこのコンピューターにサインインする」画面が表示されます。

再度パスワードを入力して「次へ」をクリックしましょう。これでライセンスにMicrosoftアカウントが紐づけされます。
「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています」と表示
設定画面に戻ったら、ライセンス認証メニューを見てみましょう。Windowsのエディション表記の下に表示されているライセンス認証が「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています」と表示されていれば、アカウントの紐づけが完了していることが分かります。

パソコン内のパーツを組み替える場合は、マイクロソフトアカウントの紐づけが完了してから作業を行いましょう。作業後にマイクロソフトアカウントの紐づけを行うことはできないので注意してください。

パーツ組み替え後にパソコンを起動すると、ライセンス認証が行われていない状態となっています。Windowsの設定ウィンドウを開き、「更新とセキュリティ」からライセンス認証メニューを開きましょう。

項目の「トラブルシューティング」をクリックしてトラブルシューティングツールを起動し、「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を選択して「次へ」をクリックし、マイクロソフトアカウントとパスワードを入力してサインインを行い、現在使用しているパソコンを選択してから「現在使用中のデバイスは、これです」のチェックボックスをオンにして「ライセンス認証」をクリックすることでライセンス移行を行うことができます。


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