ハイブリッドスリープとは?メリット・デメリットと設定方法を紹介!

ハイブリッドスリープとは?メリット・デメリットと設定方法を紹介!

Windowsのパソコンには、スリープ機能の上位機能である「ハイブリッドスリープ」機能が搭載されています。普通のスリープと何が違うのかご存知でしょうか?この記事では、ハイブリッドスリープとは何か?またメリット・デメリットと設定方法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ハイブリッドスリープとは?
  2. ハイブリッドスリープのメリット・デメリット
  3. ハイブリッドスリープの設定方法

ハイブリッドスリープとは?

Windowsのパソコンには、「ハイブリッドスリープ」という機能が搭載されています。Windows7から採用された機能で、作業中のデータをメモリに保存して中断を行う「スリープ」と作業中のデータをストレージに保存して中断する「休止状態」の2つの動作を合わせた機能です。

従来のスリープではスリープ中にメモリにトラブルが発生すると正常に復帰できませんでしたが、ハイブリッドスリープならメモリトラブルが起きてもストレージからデータを引っ張って復帰することが可能となりました。

ハイブリッドスリープのメリット・デメリット

ハイブリッドスリープのメリットですが、ハイブリッドスリープを行ってから18時間以内であれば通常のスリープ状態になっています。そして18時間を超えると休止状態へと移行し、さらに電力消費が少なくなります。

スリープと休止状態の2つの特性を備えているため、どちらのモードであっても問題なくハイブリッドスリープに移行する前の状態に戻すことができますよ。仮にメモリにトラブルが発生してもストレージに保存した情報を読み込めるので、安心して復帰させることができます。

デメリットとしては、復帰時にストレージからメモリにデータを読み込ませるために通常のスリープよりも復帰時間が長くなってしまう点や、休止状態の特性を含んでいるためにストレージの容量を数GB~数十GBも食ってしまう点です。書き込み量が大きいためストレージの寿命を多少なりとも早めることになるので注意しましょう。

ハイブリッドスリープの設定方法

「コントロールパネル」をクリック
それでは、ハイブリッドスリープの設定方法を説明します。まずはデスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。
「システムとセキュリティ」をクリック
コントロールパネルが表示されるので、「システムとセキュリティ」をクリックしましょう。
「電源オプション」をクリック
システムとセキュリティの項目一覧が表示されるので、「電源オプション」をクリックしましょう。
使用中の電源プランの右側にある「プラン設定の変更」をクリック
電源オプションが開き、「電源プランの選択またはカスタマイズ」画面が表示されます。使用中の電源プランの右側に表示されている「プラン設定の変更」をクリックしましょう。
「詳細な電源設定の変更」をクリック
「プラン設定の編集」画面では、「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
「スリープ」をクリック→「ハイブリッドスリープを許可する」を展開→「設定」のプルダウンメニューをクリックして「オン」を選択し「OK」をクリック
「電源オプション」ウィンドウが表示されるので、「スリープ」をクリックして展開します。「ハイブリッドスリープを許可する」をクリックして展開したら、「設定」のプルダウンメニューをクリックして「オン」を選択してから「OK」をクリックして設定を完了しましょう。これでハイブリッドスリープが使用可能になりますよ。

関連記事