ハイブリッドスリープとは?
Windowsのパソコンには、「ハイブリッドスリープ」という機能が搭載されています。Windows7から採用された機能で、作業中のデータをメモリに保存して中断を行う「スリープ」と作業中のデータをストレージに保存して中断する「休止状態」の2つの動作を合わせた機能です。
従来のスリープではスリープ中にメモリにトラブルが発生すると正常に復帰できませんでしたが、ハイブリッドスリープならメモリトラブルが起きてもストレージからデータを引っ張って復帰することが可能となりました。
ハイブリッドスリープのメリット・デメリット
ハイブリッドスリープのメリットですが、ハイブリッドスリープを行ってから18時間以内であれば通常のスリープ状態になっています。そして18時間を超えると休止状態へと移行し、さらに電力消費が少なくなります。
スリープと休止状態の2つの特性を備えているため、どちらのモードであっても問題なくハイブリッドスリープに移行する前の状態に戻すことができますよ。仮にメモリにトラブルが発生してもストレージに保存した情報を読み込めるので、安心して復帰させることができます。
デメリットとしては、復帰時にストレージからメモリにデータを読み込ませるために通常のスリープよりも復帰時間が長くなってしまう点や、休止状態の特性を含んでいるためにストレージの容量を数GB~数十GBも食ってしまう点です。書き込み量が大きいためストレージの寿命を多少なりとも早めることになるので注意しましょう。