Windows10でpingを下げて速度を改善したい
Windows10のパソコンを使用していて、pingが高いために困ってしまったことはありませんか?pingとはインターネット回線の応答速度を表す数値で、pingが低いほど応答が早く・高ければ応答が遅いということになります。
通常のWebサイト閲覧ではpingの高さは気になりませんが、オンラインゲームや格闘ゲームを遊んでいる場合は話が別になります。pingが高いと遅延が発生してしまうため、いつの間にか攻撃されていたり相手が瞬間移動してしまうといった症状に繋がってしまいます。インターネット回線の上り速度・下り速度が数百Mbps出ていようとpingが高いと台無しになってしまうので、改善を行いましょう。この記事では、Windows10でpingを下げる方法をご紹介しています。
ping値はスピードテストから調べることができます。下記リンク先の記事にておすすめのスピードテストサービスをご紹介していますので、併せてご覧ください。
Windows10でpingを下げる方法
インターネットを無線ではなく有線で接続する
インターネット接続をWi-Fi行っている場合は、有線接続に変えるだけでpingを安定して下げることができます。無線接続だと性質上pingが高くなってしまいますし、各種家電や家の壁などの障害物の影響を受けることによりpingの値も安定しません。
無線接続の技術は日々進化していますがオンラインゲーム目的(特に格闘ゲーム)の場合は有線接続に軍配が上がるので、安定してpingを下げる・通信速度を高速化させたいのであれば有線接続は必須といえるでしょう。
有線接続を行う際は、LANケーブルの形状や規格もチェックポイントです。周辺のノイズを拾いにくいスタンダードタイプのケーブルを選び、規格は「CAT6」以上のものを選ぶことをおすすめします。
高性能なルーターを利用する
ルーターの性能によってもpingの値に影響が出ます。LANポートの規格が「10GBASE-T」であれば最大通信速度が10Gbpsになるので、基本的には10GBASE-Tのものを選ぶようにしましょう。
上記項目でpingを下げる・改善したいのであれば無線ではなく有線接続にするということを述べましたが、どうしても有線で接続できないというケースもあるかと思います。この場合は無線LANルーターの無線LAN規格が「IEEE802.11ac」となっているものを選びましょう。また「電波強度」が強いものを使用することをおすすめします。一般家庭用の無線LANルーターは電波強度が「ノーマル」のものが多いですが、「ハイパワー」のものを選ぶことで無線接続でも遅延しにくくなります。
接続をIPv4からIPv6に切り替える
インターネットの通信規格は、従来のものが「IPv4」・新しい規格が「IPv6」です。IPv6ではIPv4に比べてデータの混線が起きにくいので、IPv6を利用することでpingを下げることが期待できます。IPv6は各プロバイダーによって申し込みが必要なことがほとんどなので、確認してみましょう。
プロバイダーを変更してみる
光回線を契約しているのに速度が遅い・pingが高いという場合は、プロバイダーが原因であることも考えられます。地域によって各回線事業者の利用割合は異なりますが、自分が使用しているプロバイダーが過密になっている場合は当然影響が出るので、利用人口が少ないプロバイダーへ切り替えることで改善できる可能性が高くなります。