Windows11でメモリ解放を行いたい
Windows11 のパソコンで、一時メモリが溜まってきてPCの動作に影響が出ている際にメモリ解放 を行いたいというケースは少なくないですよね。
タスクマネージャーから不要なプロセスを削除するのは面倒なので、一括でメモリ解放を行うことのできるツールを導入して簡単にメモリ解放を行ってみましょう。この記事では、Windows11でメモリ解放を行う方法とその手順をご紹介していきます。
Windows11でメモリ解放を行う方法とその手順
Microsoft PC Managerでメモリ解放を行う方法
Microsoftが提供する「Microsoft PC Manager」を使用することで、メモリ解放を行うことができますよ。こちらのアプリケーションはまだベータ版なので日本語表記にはできない点には注意しましょう。
まずは下記リンク先のMicrosoft PC Managerの公式サイトにアクセスして。トップページの「Download」ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードしましょう。
ダウンロードした「MSPCManagerSetup.exe」をダブルクリックするとインストーラーが起動するので、「I accept End User License and Privacy Agreements」のチェックボックスを有効にしてから「install」ボタンをクリックしましょう。これで、インストールが行われます。
インストールが完了したら「Launch Now」からMicrosoft PC Managerを起動します。ウィンドウの「Tenporary files」に使用している一時メモリの量が表示されています。「Boost」ボタンをクリックすることで、この一時メモリの解放が行われます。
「Performance boosted!」と表示されれば、一時メモリの解放は完了です。画像では、「Tenporary files」が「0KB」になっていることが確認できますね。このように、Microsoft PC Managerなら簡単にメモリ解放を行うことができますよ。
empty.exeを導入してメモリ解放を行う方法
Microsoftの提供している「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」の中には「empty.exe」というファイルがあります。Windows Server 2003用のツールですが、64bit環境のWindows11でも動作させることができますよ。現在はダウンロードページは無くなっていますが、下記リンク先のWeb archiveからダウンロードすることができます。
「Download」ボタンをクリックして「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」をダウンロードしましょう。
続いてダウンロードした「rktools.exe」をインストールするのではなく、「7Zip」などのアーカイバを使用して解凍しましょう。
解凍して作成されたフォルダ内の「rktools.msi」を更に解凍します。作成された「rktools」ファイル内にある「empty.exe」をコピーしましょう。
コピーしたempty.exeを、「C:¥WINDOWS¥system32」フォルダに貼り付けましょう。これでempty.exeの設置は完了です。
このempty.exeを実行することでメモリ解放を行うことができますが、毎回system32フォルダにアクセスするのは面倒ですのでempty.exeを実行できるバッチファイルを作成しましょう。
メモ帳などのテキストエディタを起動して、画像のように2行で「@echo off empty.exe *」とコマンドを入力します。そしてファイル名を「empty.bat」と入力して保存しましょう。
あとは作成した「empty.bat」をクリックして実行するだけで、即座にメモリ解放が行われますよ。