Windows10で「インターネットなし、セキュリティ保護あり」と表示される
Windows10パソコンを使用していたら、ある日突然インターネットに接続できなくなってしまうことがあります。昨日まで使えていたのに、いきなり繋がらなくなると、焦ってしまいますよね。
今やインターネットで多くのことができる時代です。それは逆に、インターネットが利用できなくなると困ることがたくさんあるとも言えるのです。検索やメールはもちろん、ゲーム、買い物、各種の金融取引や行政手続きを日常的に行っている人もいるでしょう。
仕事でもインターネットを当たり前のように使っている人もいると思います。このままずっと繋がらない状態だと、いろいろな面で困ってしまうのが現代なのです。場合によっては自分以外の人に迷惑をかける可能性まであります。早急に解決させたいですよね。
原因も何もわからないままいろいろ見ていると、ふとタスクトレイにいつも見かけないアイコンがあることに気づきます。
実はこの症状が発生している理由は一つとは限らず、いくつかの原因が考えられるのです。従って、解決策も一つとは限りません。一つ一つ原因を潰していきながら、解決に向かう必要があるのです。
今回は、「インターネットなし、セキュリティ保護あり」と表示されてしまった場合の、解決に向けた原因調査方法と対策をご説明します。
今まさにこの症状で困っている方はもちろん、現在正常にネット利用できている人も、もしものときのために内容を読んでおいてくださいね。
Windows10で「インターネットなし、セキュリティ保護あり」となる場合の原因と対処法
Windows10のタスクトレイに「インターネットなし、セキュリティ保護あり」と表示されてしまっている場合、まずは原因がどこにあるかを探っていく必要があります。
実際には、ある作業をして繋がるようになったらOK、繋がらなかったら次の作業に進むという形で、トライ&エラーを経て進んでいくことになります。
作業順序は下記のように進めていくのがおすすめです。
1.(有線LANの場合)物理的な接続を確認
2.ルーターの確認&再起動
3.スマホやタブレットなど他の機器(あれば)が接続できるか確認
4.パソコンの完全シャットダウン
5.(無線LANの場合)接続設定の再設定
6.セキュリティソフトの再インストール
それでは順番に確認していきましょう。
1.(有線LANの場合)物理的な接続を確認
お使いの環境が有線LANの場合の確認事項です。パソコンが物理的に繋がっているかどうかを確認してみてください。
具体的には、LANケーブルがパソコンに接続され、ルータまで繋がっていることをチェックします。
正常に接続できている場合、LANケーブルが繋がっているポートにランプが点きます。パソコン、ルーターそれぞれのポートにランプが点いていれば、物理的な接続はOKと言えます。
もしランプが付いていない場合、ケーブルが抜けている、または断線していることが考えられます。LANケーブルの挿し直しや交換を行い、ランプが点灯することを確認してください。
(LANケーブルに予備があれば、予備と替えて試してみるのもいいでしょう)
点かなかったランプが点くようになれば、これでインターネットが繋がるようになる可能性も高いですよ。
2.ルーターの確認&再起動
次はみなさんお使いおバッファローやエレコムなどのルーターの機器の確認です。
まずルーターの電源がONになっていることを確認してみましょう。もし電源が入っていなかったら、電源を入れることでインターネットが繋がるようになる可能性もあります。
もしルーターの電源が入ってい、一見正常に見えるような場合でも、まずは一度ルーターを再起動してみてください。
ルーターは普段なかなか電源を切ることがないため、気づけば何週間、何ヶ月間と起動しっぱなしになっていることがあります。長時間稼働が続くと、ルーターも時々フリーズしてしまうことがあります。その場合は再起動することによりリフレッシュされ、通信が復活する可能性があります。
是非試してみてくださいね。
3.スマホやタブレットなど他の機器(あれば)が接続できるか確認
ルーターの再起動でも直らない場合は、ほかの機器が正常に接続できるか確認してみましょう。
もしルーターや、その先のインターネット回線側で障害が発生している場合は、パソコンに限らず接続されているすべてのネットワーク機器が接続不能になるはずです。
もしパソコンを複数台お持ちだったり、Wifiで繋がるスマホやタブレットもお持ちであれば、それらがインターネットに繋がるか確認してみてください。
[他の機器も繋がらない場合]:Wifi、ルーター、またはインターネット回線の故障
[他の機器が繋がる場合]:パソコン本体側に原因あり
と切り分けることができます。
もし他の機器はネットに繋がるのに、パソコンだけ繋がらないという場合は、原因はパソコン側にあると考えられます。
他の機器も全て繋がらないという状況であれば、原因はルーターの故障またはインターネット回線側にありそうです。その場合はプロバイダに連絡し、原因調査してもらうと良いでしょう。
4.パソコンの完全シャットダウン
他の機器は繋がるのに、Windows10パソコンだけ繋がらない場合に、試していただきたいことがあります。
それはパソコンの「完全シャットダウン」です。
Windows10では、通常のシャットダウンをした場合、次の起動に備えて動作状況などを記憶しています。これらを記憶させず、きれいにシャットダウンさせる方法が「完全シャットダウン」です。
これによりWindows10をよりクリーンな環境で起動させることができるのです。方法はShiftを押しながらシャットダウンをするだけです。
これで直った場合、原因はWindowsUpdateが正常に行われなかったことなどが考えられます。
Windows10ではWindowsUpdateが定期的に行われていますが、更新に失敗した場合、何度もUpdate処理を繰り返してしまい、ネットワーク接続に影響を及ぼしてしまうことがあるようです。
完全シャットダウンによりUpdateが正常適用されることで、インターネット接続も正常に戻るという形ですね。
5.(無線LANの場合)接続設定の再設定
それでも直らない場合、無線LANの接続設定が壊れてしまっている可能性があります。無線LANの設定を一度削除し、再設定してみましょう。
手順は下記のとおりです。
削除が完了したら、改めてWifiネットワークへの接続設定を行います。これにより、ルーターとパソコン間のWifi通信がリフレッシュされ、通信が復活する可能性があります。
6.セキュリティソフトの再インストール
無線LANの再設定をしても復旧しない場合は、ほかのソフトウェアが通信を阻害している可能性が考えられます。
最も可能性が高いのが、ウィルスバスターなどのセキュリティソフトです。もし古いセキュリティソフトを使っている場合、一度アンインストールして最新版をインストールしてみると良いでしょう。
方法は、それぞれインストールされているソフトウェアのマニュアル等に従ってください。
まとめ
Windows10で「インターネットなし、セキュリティ保護あり」と表示された場合の対応策について紹介しました。
パソコンやインターネットの利用にトラブルはつきものですが、パニックにならず順を追って進めていくことで、必ず解決につながると思います。
Windows10でのインターネット利用に加え、トラブルにも強くなることで、インターネットが中心の現代をより強く生きることができるようになるでしょう。