2019年07月15日

「IPアドレスの競合」が起きた場合の原因と対処法！競合している同じIPアドレスを確認して解決

IPアドレスの競合が発生するとインターネットの接続状態が非常に悪くなり、まともにインターネットを使えなくなってしまいます。今回はIPアドレスの強豪はなぜ起きてしまうのか、そしてIPアドレスの競合を解消する対処方法を紹介していきます。

IPアドレスの競合
競合しているIPアドレスの確認方法
IPアドレスの競合の原因と対処法
まとめ

IPアドレスの競合

WI-FIに接続してインターネットを利用していると、IPアドレスの競合が原因のネットワークエラーが発生することがあります。

IPアドレスの競合が発生すると「ネットワーク上の別のシステムと競合するIPアドレスがあります」と表示されて、正常にインターネットに接続できなくなって通信が非常に不安定になってしまいます。

それでは早速、IPアドレスが競合しているかどうかの確認方法やIPアドレスが競合する原因と対処法を順番に見ていきましょう。

競合しているIPアドレスの確認方法

IPアドレスが競合している場合、大抵は「169.254」から始まるリンクローカルアドレスが割り当てられるようになります。

今割り当てられているIPアドレスを調べるには以下の手順で行います。

この値が「169.254～」となっていた場合はIPアドレスの競合が発生しています。

IPアドレスの競合の原因と対処法

IPアドレスの競合が発生してしまう主な原因は、IPアドレスの取得設定です。

IPアドレスの取得設定に何かしらの不都合が生じている場合、IPアドレスの競合が発生してインターネット接続が不安定になる可能性があります。

IPアドレス取得設定の変更方法

IPアドレス取得設定は自動・手動のどちらかを選ぶことができますが、どちらの場合でもIPアドレスの競合が発生する可能性があります。

途中から手順が分かれますが、順番に変更方法を見ていてください。

[接続プロパティの変更]をクリックします。

少し下の方にスクロールすると[IP割り当て]という項目があるので、その下の[編集]をクリックします。

ここからは、元々の設定が[自動(DHCP)]になっているかどうかで手順が異なります。
それぞれ個別に解説しますので、自分に合った方を参考にしてください。

「自動(DHCP)」の場合

「自動」になっていた場合は、IPアドレスの割り当てに不具合が起きている可能性が高いので、一度[手動]に切り替えます。

[手動]に切り替えた後、[IPv4]にチェックを入れます。
すると、IPアドレスなどの設定項目が表示されます。

ここに入力するサブネットプレフィックスの長さやゲートウェイは、コマンドプロンプトでipconfigを入力して確認しておいてください。

例えば上記画像の場合はこのように入力します。

優先DNSや代替DNSがわからない場合は、GoogleのパブリックDNSである「8.8.8.8」「8.8.4.4.」をそれぞれ入力するようにしましょう。

入力したら[保存]を押してIPアドレスを固定化します。
この際、どこか一箇所でも設定が間違っているとインターネットに全く繋がらなくなるので、その場合は一度自動に戻して初期化してから再設定するようにしてください。

また、「IPアドレスの競合が検出されました」のエラーが消えない場合も再設定してみましょう。

「手動」の場合

手動の場合は、既に設定されているIPアドレスが既に使われていることが原因でIPアドレスが競合するので、自動に切り替えるか、別のIPアドレスを入力します。

IPアドレスの入力方法は「自動(DHCP)の場合」で解説しているやり方と同じですが、手動設定で不具合が起きている場合は一度自動設定に変更して様子を見てください。

どうしても手動設定にせざるを得ない状況の場合のみ、手動設定のままIPアドレスを変更するようにしてください。

IPアドレスの競合は急に発生するのでウイルスに感染したのではないかと思うかもしれませんが、ほとんどの場合はルーターやパソコンの設定などに問題があります。

ウイルスに感染したかどうか不安という方は導入しているセキュリティソフトを使ってスキャンを試してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。IPアドレスの競合が起きた場合の原因と対処法を紹介しました。

競合が発生すると、インターネットにアクセスできず不便ですよね。ぜひ今回の記事を参考にしてみて下さい。

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