Windows10のパソコンで画面が真っ暗になり起動しない問題
ずっと画面真っ暗のままで何も表示されない・黒い画面にカーソルのみ(矢印)が表示されている状態・ログイン画面が出ない・突然ブラックアウトしてしまう…といった症状が起きると、一切パソコンの操作ができなくなってしまうので困ってしまいますよね。
これらの現象は、パソコン本体のハードウェア面に問題が発生した・システムにトラブルが起きている・グラフィックドライバーが破損しているなどの状態で発生します。
この記事では、これらの画面が真っ暗になってしまう問題の対処法をご紹介しています。
まず試してみるべき事
デスクトップが黒い画面のままになってしまった際に、まず試してみるべき事を説明します。
症状の切り分け
パソコンの操作中にブラックアウトした場合は、とりあえず後述の項目に進んで対処を行ってみてください。パソコンの起動時から画面が真っ暗な場合は、最初に症状の切り分けを行いましょう。
一切起動しないで黒い画面のまま・ロゴも何も表示されないのであればマザーボードが正常に動作していない状態です。この場合の対処法はマザーボードを交換するかパソコンを修理に出すしかないので、個人で対処できる範囲に限界があります。
メーカーのロゴは表示されるがWindowsのロゴが出ずにカーソルのみが表示されるといった症状や、Windowsのロゴが表示された後に画面真っ暗になってしまう場合はWindowsのシステムに問題があります。
Windowsのシステムの問題であれば、後述する対処法で直すことができる可能性があります。早速対処を行いましょう。
モニターとパソコンの接続を確認してみる
モニターとパソコンを繋ぐケーブルが外れてしまったり、しっかり接続できていない場合は正常に信号が送れなくなってしまうため画面が真っ暗になってしまいます。モニターとパソコンの接続を確認してみましょう。
タスクマネージャーが起動できる場合
キーボードの「Ctrlキー+Shiftキー+Escキー」を同時押ししてタスクマネージャーが起動できる場合は、エクスプローラーが悪さをしている可能性が高いです。
再起動を行う
デスクトップ画面がブラックアウトして真っ暗になってしまったら、キーボードの「Ctrlキー+Altキー+Deleteキー」を同時押ししましょう。もしログオン画面が表示されたら、デスクトップ画面右下に表示されている電源ボタンをクリックして、メニューから「再起動」をクリックしましょう。
Windows10のログオン画面から再起動が行える場合は、再起動後に症状が改善される確率が高いです。
グラフィックドライバーのリセットを行う
「再起動を行う」の方法を試してログオン画面が表示されない場合は、グラフィックドライバーをリセットしてみましょう。キーボードの「Windowsキー+Ctrlキー+Shiftキー+Bキー」を同時押しすることで、グラフィックドライバーがリセットされます。
この方法でデスクトップ画面が元通りに戻ったら、グラフィックドライバーの再インストール・アップデートを行いましょう。
Windows10の修復機能を試す
上記の方法を試してみて改善が見られない場合は、Windows10の修復機能を試してみましょう。
システムの復元
システムの復元ウィンドウが表示されます。手順を進めると復元ポイント一覧が表示されるので、症状が発生していない頃の復元ポイントを選択して、復元を実行しましょう。
スタートアップ修復
Windows10のスタートアップ修復では、Windowsの機能での自動修復が行われます。
スタートアップ修復が開始され、PCの診断とディスクエラーの確認が行われた後に修復が開始されます。
作業時間は約1時間ほどかかる場合がほとんどなので、その間はパソコンの電源を落とさないようにしましょう。修復が完了すると、Windows10のロック画面が表示されあます。
セーフモードから修復
Windowsを構成する必要最低限のシステムのみでパソコンを起動するモードである「セーフモード」でWindows10を起動して、原因を探って修復する方法もあります。
この項目でもセーフモードの起動方法を説明していますが、より詳しく知りたい方は下記リンク先の記事も併せてご覧ください。
デバイスのアンインストールウィンドウが表示されるので「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」のチェックボックスをオンにして「アンインストール」をクリックしましょう。
ディスプレイアダプター一覧から該当するディスプレイドライバーの名前が消えたら、パソコンを再起動しましょう。
それでもだめな場合
上記で紹介してきた方法を試してみても一向に症状が改善されない場合は、パソコン自体の故障が考えられます。
パソコンに詳しいユーザーであればグラフィックボードやマザーボードなどのパーツ単体の故障を確認した上でパーツの交換で修理することができますが、パソコンに詳しくない方やメーカー製のパソコンでカスタマイズが行えないといった場合は修理に出すか、新しいパソコンの購入を検討することをおすすめします。