Windows10のパソコンで画面が真っ暗になり起動しない場合の対応!

Windows10のパソコンで画面が真っ暗になり起動しない場合の対応!

Windows10のパソコンを使用していて、突然デスクトップ画面が真っ暗になってしまう症状が発生して困ってしまったことはありませんか?この記事では、Windows10のパソコンで画面が真っ暗になり起動しない場合の原因や、対処法について説明しています。


目次[非表示]

  1. Windows10のパソコンで画面が真っ暗になり起動しない問題
  2. まず試してみるべき事
  3. Windows10の修復機能を試す
  4. それでもだめな場合

Windows10のパソコンで画面が真っ暗になり起動しない問題

真っ暗な画面

Windows10のパソコンを起動した時に、画面が真っ暗になってしまい正常に起動しない現象が発生することがあります。

ずっと画面真っ暗のままで何も表示されない・黒い画面にカーソルのみ(矢印)が表示されている状態・ログイン画面が出ない・突然ブラックアウトしてしまう…といった症状が起きると、一切パソコンの操作ができなくなってしまうので困ってしまいますよね。

これらの現象は、パソコン本体のハードウェア面に問題が発生した・システムにトラブルが起きている・グラフィックドライバーが破損しているなどの状態で発生します。

この記事では、これらの画面が真っ暗になってしまう問題の対処法をご紹介しています。

まず試してみるべき事

デスクトップが黒い画面のままになってしまった際に、まず試してみるべき事を説明します。

症状の切り分け

パソコンの操作中にブラックアウトした場合は、とりあえず後述の項目に進んで対処を行ってみてください。パソコンの起動時から画面が真っ暗な場合は、最初に症状の切り分けを行いましょう。

一切起動しないで黒い画面のまま・ロゴも何も表示されないのであればマザーボードが正常に動作していない状態です。この場合の対処法はマザーボードを交換するかパソコンを修理に出すしかないので、個人で対処できる範囲に限界があります。

メーカーのロゴは表示されるがWindowsのロゴが出ずにカーソルのみが表示されるといった症状や、Windowsのロゴが表示された後に画面真っ暗になってしまう場合はWindowsのシステムに問題があります。

Windowsのシステムの問題であれば、後述する対処法で直すことができる可能性があります。早速対処を行いましょう。

モニターとパソコンの接続を確認してみる

モニターとパソコンを繋ぐケーブルが外れてしまったり、しっかり接続できていない場合は正常に信号が送れなくなってしまうため画面が真っ暗になってしまいます。モニターとパソコンの接続を確認してみましょう。

タスクマネージャーが起動できる場合

キーボードの「Ctrlキー+Shiftキー+Escキー」を同時押ししてタスクマネージャーが起動できる場合は、エクスプローラーが悪さをしている可能性が高いです。

ウィンドウ上部の「ファイル」をクリックして「新しいタスクの実行」
ウィンドウ上部の「ファイル」をクリックして「新しいタスクの実行」を行いましょう。
新しいタスクの作成ウィンドウが表示されたら、入力欄に「explorer.exe」と入力して「OK」をクリック
新しいタスクの作成ウィンドウが表示されたら、入力欄に「explorer.exe」と入力して「OK」をクリックしましょう。少しの間画面がフリーズしますが、その後デスクトップ画面が表示されればOKです。

再起動を行う

キーボードの「Ctrlキー+Altキー+Deleteキー」を同時押しして再起動

デスクトップ画面がブラックアウトして真っ暗になってしまったら、キーボードの「Ctrlキー+Altキー+Deleteキー」を同時押ししましょう。もしログオン画面が表示されたら、デスクトップ画面右下に表示されている電源ボタンをクリックして、メニューから「再起動」をクリックしましょう。

Windows10のログオン画面から再起動が行える場合は、再起動後に症状が改善される確率が高いです。

グラフィックドライバーのリセットを行う

「再起動を行う」の方法を試してログオン画面が表示されない場合は、グラフィックドライバーをリセットしてみましょう。キーボードの「Windowsキー+Ctrlキー+Shiftキー+Bキー」を同時押しすることで、グラフィックドライバーがリセットされます。

この方法でデスクトップ画面が元通りに戻ったら、グラフィックドライバーの再インストール・アップデートを行いましょう。

Windows10の修復機能を試す

上記の方法を試してみて改善が見られない場合は、Windows10の修復機能を試してみましょう。

Windows10の自動修復機能の呼び出し
Windows10のパソコンは、電源を投入してWindowsロゴが表示された時に電源ボタンを押し続けて強制終了させるといった行動を2回以上連続で行うことで、自動修復機能を呼び出すことができます。画面に「自動修復を準備しています」と表示されたら、自動修復の準備とPCの診断が行われます。そのまま起動を待ちましょう。

システムの復元

自動修復画面が表示されたら「詳細オプション」をクリック
自動修復画面が表示されたら「詳細オプション」をクリックします。

オプションの選択画面が表示されたら、「トラブルシューティング」をクリックしましょう。
トラブルシューティング画面が表示されたら、「詳細オプション」をクリック
トラブルシューティング画面が表示されたら、「詳細オプション」をクリックしましょう。
詳細オプションの「システムの復元」をクリック
詳細オプションの「システムの復元」をクリックしましょう。「こんにちは、(アカウント名)さん」と表示されるので、パスワードを入力して「続行」をクリックしましょう。

システムの復元ウィンドウが表示されます。手順を進めると復元ポイント一覧が表示されるので、症状が発生していない頃の復元ポイントを選択して、復元を実行しましょう。

スタートアップ修復

Windows10のスタートアップ修復では、Windowsの機能での自動修復が行われます。

自動修復画面から「トラブルシューティング」→「詳細オプション」の順に進み、「スタートアップ修復」をクリック
自動修復画面から「トラブルシューティング」→「詳細オプション」の順に進み、「スタートアップ修復」をクリックします。「こんにちは、(アカウント名)さん」と表示されるので、パスワードを入力して「続行」をクリックしましょう。

スタートアップ修復が開始され、PCの診断とディスクエラーの確認が行われた後に修復が開始されます。

作業時間は約1時間ほどかかる場合がほとんどなので、その間はパソコンの電源を落とさないようにしましょう。修復が完了すると、Windows10のロック画面が表示されあます。

セーフモードから修復

Windowsを構成する必要最低限のシステムのみでパソコンを起動するモードである「セーフモード」でWindows10を起動して、原因を探って修復する方法もあります。

この項目でもセーフモードの起動方法を説明していますが、より詳しく知りたい方は下記リンク先の記事も併せてご覧ください。

Windows10のパソコンをセーフモードで起動する方法をご紹介!

Windows10のパソコンがある日起動しない・動くけど動作が不安定でおかしい場合には、セーフモードでパソコンを起動して原因を探して、修復してみましょう。この記事では、Windows10のパソコンをセーフモードで起動する方法をご紹介しています。

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自動修復画面から「トラブルシューティング」→「詳細オプション」の順に進み、「スタートアップ設定」をクリック
セーフモードでの起動を行うには、自動修復画面から「トラブルシューティング」→「詳細オプション」の順に進み、「スタートアップ設定」をクリックします。
「再起動」ボタンをクリックしてパソコンの再起動
スタートアップ設定の詳細が表示されるので、「再起動」ボタンをクリックしてパソコンの再起動を行いましょう。
再起動後に、再びスタートアップ設定と設定項目が表示
再起動後に、再びスタートアップ設定と設定項目が表示されます。これらの項目に書かれている数字はファンクションキーに対応しており、セーフモードで起動するための項目は4~6なので「F4~F6キー」のどれかを押してセーフモードを起動しましょう。
セーフモードでの起動が行われると真っ暗なデスクトップ画面が表示
セーフモードでの起動が行われると真っ暗なデスクトップ画面が表示されますが、これは異常ではなく必要最低限のシステムで動いてるため仕様ですのでご安心ください。
「Windowsキー+Xキー」を同時押ししてメニューを表示させたら「デバイスマネージャー」をクリック
次に、症状の原因と思われるグラフィックドライバーの削除・更新を行います。「Windowsキー+Xキー」を同時押ししてメニューを表示させたら「デバイスマネージャー」をクリックしましょう。
デバイスマネージャーが起動するので、「ディスプレイアダプター」をクリックして展開
デバイスマネージャーが起動するので、「ディスプレイアダプター」をクリックして展開し、表示されるディスプレイドライバーを右クリックして「デバイスのアンインストール」をクリックしましょう。

デバイスのアンインストールウィンドウが表示されるので「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」のチェックボックスをオンにして「アンインストール」をクリックしましょう。

ディスプレイアダプター一覧から該当するディスプレイドライバーの名前が消えたら、パソコンを再起動しましょう。

インストールが完了したらデバイスマネージャーを起動して、グラフィックドライバーを右クリックして「プロパティ」を開く
パソコンが再起動したら、自動的にグラフィックドライバーの再インストールが行われます。インストールが完了したらデバイスマネージャーを起動して、グラフィックドライバーを右クリックして「プロパティ」を開きましょう。
グラフィックドライバーのプロパティが表示されるので「ドライバー」タブを開き、「ドライバーの更新」からグラフィックドライバーを更新
グラフィックドライバーのプロパティが表示されるので「ドライバー」タブを開き、「ドライバーの更新」からグラフィックドライバーを更新しましょう。

それでもだめな場合

上記で紹介してきた方法を試してみても一向に症状が改善されない場合は、パソコン自体の故障が考えられます。

パソコンに詳しいユーザーであればグラフィックボードやマザーボードなどのパーツ単体の故障を確認した上でパーツの交換で修理することができますが、パソコンに詳しくない方やメーカー製のパソコンでカスタマイズが行えないといった場合は修理に出すか、新しいパソコンの購入を検討することをおすすめします。


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