マウスのチャタリング防止にはチャタリングキャンセラー!使い方・設定をご紹介

マウスのチャタリング防止にはチャタリングキャンセラー!使い方・設定をご紹介

マウスを使っているとドラッグしているはずが何故か途中で解除されるチャタリングが発生することがあります。ですがチャタリングキャンセラーを使うことで改善することができ、非常に便利です。今回はそのマウストラブルを改善できるチャタリングキャンセラーについて紹介します。


目次[非表示]

  1. チャタリングキャンセラーとは?
  2. ChatteringCanceler(チャタリングキャンセラ)の使い方

チャタリングキャンセラーとは?

チャタリングキャンセラーとはその名の通りマウスに起きているチャタリング問題を改善することができるツールのことをいいます。

そもそもチャタリングとは、静電気などの影響で物理的な不具合が出る症状のことを言います。チャタリングが発生すると、ワンクリックがダブルクリックになる、ファイルをドラッグしていたのに勝手にドラッグ状態が解除されていた、なんてことも起きたりします。

そのようなトラブルを未然に防止できるのがチャタリングキャンセラーです。

ここからはWindows10で使えるチャタリングキャンセラーソフトの使い方を紹介していきます。

ChatteringCanceler(チャタリングキャンセラ)の使い方

Windows10には名前がそのまんまの「ChatteringCanceler」というソフトウェアが公開されているため、チャタリング対策にはそのソフトを利用します。

インストールから順番に解説していきます。

インストール

ChatteringCancelerはvectorで配布されているため、そちらからダウンロードします。

マウスチャタリングキャンセラのダウンロード | vector
ダウンロードするものが二つありますが、2.1aと書かれている方をダウンロード
ダウンロードするものが二つありますが、2.1aと書かれている方をダウンロードしてください。
ダウンロードページへ移動しますが勝手にダウンロードが開始されるわけではないので必ず[このソフトを今すぐダウンロードをクリック
その後、ダウンロードページへ移動しますが勝手にダウンロードが開始されるわけではないので必ず[このソフトを今すぐダウンロードをクリックしてください。
解凍して、x64フォルダの中を参照
ダウンロードが完了したら解凍して、x64フォルダの中を参照してください。
ChatteringCanceler.exe
中に「ChatteringCanceler.exe」が入っているのを確認できたらインストール完了です。
ChatteringCancelerはインストーラーを用意していないポータブル型アプリであるため、exeファイルを起動したら即ChatteringCancelerが動作します。
x64フォルダ内のChatteringCanceler.exe
x64フォルダ内のChatteringCanceler.exeがエラーで動作しなかった場合は、少しフォルダをさかのぼってx86フォルダのexeファイルが動作するか確認してください。

そちらが動作した場合は今後x86フォルダの方のChatteringCanceler.exeを使用するようにしてください。

使い方・設定

動作中はタスクバーに収納
動作中はタスクバーに収納され、右クリックで出てくる[設定]からチャタリングキャンセラ機能の細かい設定をいじることができます。

基本的には初期設定のまま使うことができますが、初期設定のままではチャタリングが起きてしまう場合は以下の手順を踏んでください。

タスクバーにある「ChatteringCanceler」のアイコンを右クリックして[設定]を選択
まずはタスクバーにある「ChatteringCanceler」のアイコンを右クリックして[設定]を選択してください。
設定ウィンドウが表示されますが、この中のうち[ボタン監視設定]を編集
設定ウィンドウが表示されますが、この中のうち[ボタン監視設定]を編集します。
この項目には現在使用中のマウスのボタンが一覧表示
この項目には現在使用中のマウスのボタンが一覧表示されますが、その中でチャタリングが起きているボタンの右端の数値を上げてみてください。

この数値は押してから離す間隔が〇〇ミリ秒以内の場合、その操作を無効化するということです。チャタリングが起きている場合はものすごいスピードでクリックが行われるので、この数値を上げれば上げるほどチャタリングも書きにくくなります。

そのかわり、数値を上げ過ぎると通常のダブルクリックなどもチャタリングとみなされて無効化されてしまう可能性があるので注意が必要です。

タブレットペンを使っている場合

液タブなどで使うペンに筆圧情報があった場合、誤動作を起こす可能性があり、チャタリングと誤認識される可能性があります。

その場合は設定ウィンドウ一番下の[タブレットペンの筆圧情報は監視しない]にチェック
その場合は設定ウィンドウ一番下の[タブレットペンの筆圧情報は監視しない]にチェックを入れます。

これでタブレットでも問題なく使用することができます。

自動起動

チャタリングが起きているマウスを使い続ける以上、常にChatteringCancelerを使い続けることになります。

しかし、ChatteringCancelerにはWindows10を起動した際に自動起動する設定が含まれていないため、WIndowsを起動するたびにChatteringCancelerも起動する必要があります。

ですが。手動で自動起動の設定をすることもできるのでその方法を紹介します。

ChatteringCancelerのショートカットを作成
まずはChatteringCancelerのショートカットを作成してください。
エクスプローラーのフォルダパス欄に「%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup」を入力
次にエクスプローラーのフォルダパス欄に「%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup」を入力して、スタートアップフォルダに移動します。
先ほど作成したChatteringCancelerのショートカットをコピー
ここに先ほど作成したChatteringCancelerのショートカットをコピーします。

これで次回以降Windows10を起動した際に、ChatteringCancelerも自動起動するようになり、いつでもチャタリング対策をすることができます。

また、マウスを買い換えてチャタリング対策をする必要がなくなった際は、スタートアップフォルダに配置したChatteringCancelerのショートカットを削除するだけで自動起動しなくなります。


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