Slackにおける引用と共有の違い
チャットツール・Slackでは、メッセージの引用や共有を行うことができます。Slackをビジネスシーンで用いている場合、チャットがすぐに流れてしまうことがありますよね。すると、以前送信したメッセージを再び表示させたい・引用したいという場合が出てくると思います。
そこで便利なのが引用機能です。引用機能を使えば、自分の過去のメッセージを引用したり、他の人のメッセージを引用して引用返信を行うことも可能ですよ。ユーザー同士の返信でのやりとり(リプライ)などはスレッド化されてしまうので他の人からはメッセージが確認しづらいので、そういったケースでも引用は役に立ちます。
Slackの引用機能には、「引用」と「共有」の2種類がありますが、どちらも基本的にはメッセージの引っ張ってくるという機能なので引用としてひと括りにしてしまっても問題はないでしょう。
細かく説明すると、共有は「メッセージを共有」によるメッセージ引用機能で、これを使用するとメッセージを共有したいチャンネルや他ユーザーへのダイレクトメッセージといった引用したい場所と自分のテキストメッセージをパッと書き込んで送信することができます。
一方の引用ですが、自分でメッセージをコピー&ペーストして貼り付ける引用や、メッセージに割り当てられているURLをコピーして貼り付ける全文引用をおこなうことができます。自分でメッセージをコピー&ペーストして行う引用では複数行のメッセージの中から一文のみを抜き出して引用したり、複数行の合間合間に自分のテキストメッセージを追加して補足や質問にするといったことを行うことができます。URLによる引用であれば、他の人が引用元のメッセージにアクセスしやすいため正確な情報をたどるのに便利です。
この記事では、Slackにおける引用機能の使い方をご紹介していきます。
Slackの引用機能の使い方
それでは、Slackの引用機能の使い方を説明していきます。
メッセージをまるごと引用する
この「メッセージをまるごと引用する」方法は、前述の「共有」に当てはまるものです。やっていることは引用と何ら変わりはないので、引用に用いても問題ありません。
引用元のメッセージを見たい場合は、引用の下部に表示されている「メッセージを確認する」をクリックすることで引用元のメッセージまでアクセスすることができます。
メッセージの一部を引用する
引用したいメッセージをコピー&ペーストすることでも引用を行うことができます。メッセージの一部を引用するのにはこの方法を用います。
これを応用すれば、複数行のメッセージをコピー&ペーストして一行ずつ分けてから自分のテキストメッセージを挿入して補足・質問のような引用形式にすることができますよ。
URLでメッセージを引用する
Slackでやり取りしているメッセージには、実は一つずつURLが割り振られています。そのため、メッセージを引用したい場合にメッセージのURLをコピー&ペーストすることでも、メッセージの引用が可能となっていますよ。複数行に渡るメッセージでも、URL一つで引用できてしまうのでかなり便利です。
URLによる引用を行う場合、テキストメッセージ入力時に文の最初や最後・もしくは文章の真ん中などどこにURLを貼り付けたとしても、上記のように自分のメッセージの後ろに引用メッセージが表示されることには注意しましょう。メッセージの共有との使い分けとしては、簡単なメッセージを使うのであれば共有を使い、長文を添付したいのであればURLでの引用を行うといった形がベターでしょう。