Windowsのパソコンで、コマンドプロンプトを用いて操作を行う場合にドライブのカレントディレクトリを知りたいというケースはよくあるかと思います。カレントディレクトリの表示はコマンド入力ですぐに表示させることができますよ。
この記事では、現在のドライブのカレントディレクトリの表示方法・別のドライブのカレントディレクトリの表示方法・カレントディレクトリのパスをクリップボードにコピーする方法をご紹介していきます。
コマンドプロンプトでカレントディレクトリ(現在のディレクトリ)を取得する方法
カレントディレクトリを表示するコマンド
カレントディレクトリを表示させるコマンドは下記の通りとなります。「CD」と入力するだけで、現在のドライブのカレントディレクトリが表示されますよ。ちなみに、「CHDIR」コマンドを使用することでも現在のドライブのカレントディレクトリを表示させることが可能です。
CD
CHDIR
CDコマンドはただカレントディレクトリを表示させるだけでなく、他のコマンドと組み合わせることで様々な操作を行うことができますよ。Windowsのコマンドプロンプトにおける基本のコマンドと言っても間違いないため、ぜひ覚えておきましょう。次項の「別のドライブのカレントディレクトリを表示させるコマンド」にてカレントドライブを変更した場合のことに触れていますが、カレントディレクトリの変更でもCDコマンドを用いますよ。
別のドライブのカレントディレクトリを表示させるコマンド
カレントドライブではなく別のドライブのカレントディレクトリを表示させたい場合は、下記のコマンドを用います。単純に「CD ドライブ名:」のようにCDコマンドの後にカレントディレクトリを表示させたいドライブ名を入力すればOKです。
ちなみに、カレントディレクトリはドライブごとに管理が行われています。CドライブにはCドライブのカレントディレクトリ・DドライブにはDドライブのカレントディレクトリが記憶されています。カレントドライブを変更してカレントディレクトリを確認すると、ドライブごとにカレントディレクトリが異なることがお分かりいただけるかと思います。
CD D:
カレントディレクトリのパスをクリップボードにコピーするコマンド
カレントディレクトリのパスは、CDコマンドと「clip」コマンドを組み合わせることでクリップボードにコピーすることができますよ。下記のコマンドを入力することでクリップボードにカレントディレクトリのパスがコピーされるので、任意の場所で「Ctrlキー+Vキー」の同時押しを行うことでパスを貼り付けることができます。
CD | clip