Slackには既読機能はある?
ビジネスユーザー向けメッセージングアプリ「Slack(スラック)」で他のユーザーがメッセージをチェックしたかどうかを確認したいと思ったことはありませんか?スマホのメッセージアプリ「LINE」のような既読機能がないか気になるユーザーもいらっしゃるかと思います。
Slackには、既読機能はありません。Slackのエンジニアリングチームを創設・指揮経験のあるヘンダーソン氏によれば「検討したことはある」が、「いわゆる“既読スルー”など、既読表示によって利用者がプレッシャーを感じてしまうのではないか」とインタビューで述べています。2014年から既読機能のリクエストがあったそうですが、2021年現在も実装されていないことを考えると今後も実装は期待できないでしょう。また、既読確認のための拡張機能なども配布されていません。
Slackの既読チェックをしたい場合は?
拡張機能の実装はほぼないであろうことを説明しましたが、それでは業務上必要なメッセージを送信した場合に誰が読んだか通知されないままなのは困るという方もいらっしゃるかと思います。Slackの公式Twitter「SlackHQ」では既読機能が欲しいというユーザーの質問に対して「積極的に実装することはありません。一部の人たちは絵文字を活用しています。」と返事を送っています。
If you mean something like automatic read receipts, that's on our radar but not something we're actively moving towards. Some folks leverage emoji reactions like 👀 for a more active read receipt. https://t.co/KQmjwipvMi
— Slack (@SlackHQ) June 10, 2020
ビジネスにおいてはしっかりとしたリアクションがなければ意味がないため、既読機能ではなくリアクションを取ってほしいという思いがあるわけですね。
既読を確認したい場合は、このようにリアクション機能を使用することをルールで決めるなどして誰が読んだかがわかるようにすることをおすすめします。