ExcelのERF関数の使い方を紹介!

ExcelのERF関数の使い方を紹介!

Microsoft Excelの関数の1つに、「ERF関数(エラー・ファンクション)」というものがあります。ERF関数とは、誤差関数を指定した区間で積分した値を求めることのできる関数です。この記事では、ExcelのERF関数の使い方をご紹介しています。


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  1. ExcelのERF関数の使い方

Microsoft Excelで使用できる関数の1つに、「ERF関数(エラー・ファンクション)」というものがあります。ERF関数とは、誤差関数を指定した区間で積分した値を求めることのできる関数です。

誤差関数とは、数学におけるシグモイド形状の特殊関数の一種です。通常の計算では扱うことはそうそうありませんが、ERF関数はエンジニアリング関数の1つなので統計学・物質科学・確率論・偏微分方程式などを使用する場合は覚えておいて損はありませんよ。この記事では、ExcelのERF関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのERF関数の使い方

それでは、ExcelのERF関数の使い方を説明していきます。まずは、ERF関数の数式から説明します。ERF関数の数式は「=ERF(下限,上限)」となります。第1引数の「下限」で、誤差関数を積分する際の下限を数値で指定します。第2引数の「上限」で、誤差範囲を積分する際の上限を数値で指定します。ERF関数では「上限」は省略することも可能です。ただし下限のみを指定した場合は誤差関数が0から指定した下限区間で積分が行われるようになります。設定した「下限」が「上限」扱いになるわけですね。

D3セルに「=ERF(B3,C3)」と入力
実際に、ERF関数を使用して誤差関数を積分した値を求めてみましょう。画像の例では、D3セルに「=ERF(B3,C3)」と入力することで下限から上限の区間で積分した値を求めていきます。
積分した値を求めて表示dekita
これで、積分した値を求めて表示することができました。
オートフィルを適用
あとはオートフィルを適用して、残りのセルにも積分した値を表示させてみましょう。以上が、ExcelのERF関数の使い方の説明となります。

ちなみに「ERF.PRECISE関数(エラー・ファンクション・プリサイス)」というものも存在しており、こちらは誤差関数を0から「上限」の区間で積分した値を求めることが可能です。ERF.PRECISE関数の数式は「=ERF.PRECISE(上限)」となっており、ERF関数よりも簡素となっていますよ。


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