Excelで最頻値を計算する方法を紹介!

Excelで最頻値を計算する方法を紹介!

Microsoft Excelで、最頻値を計算する方法をご存知でしょうか?データを集計する際に、特定範囲の中からどのデータが一番多いのかを求めたいというケースもあるかと思います。この記事では、Excelで最頻値を計算する方法をご紹介しています。


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  1. Excelで最頻値を計算する方法

Excelで最頻値を計算する方法

Microsoft Excelで、最頻値を計算する方法をご存知でしょうか?データを集計する際に、特定範囲の中からどのデータが一番多いのかを求めたいというケースもあるかと思います。この記事では、Excelで最頻値を計算する方法をご紹介していきます。

それでは、Excelで最頻値を計算する方法について説明していきます。Excelで最頻値を計算するために使用する関数は、「MODE.SGNL関数(モード・シングル)」です。MODE.SNGL関数の数式は「=MODE.SNGL(数値1,数値2,…,数値255)」となります。引数の「数値」で、最頻値を求めたい数値やセル範囲の指定を行います。引数は、最大で255個まで指定することができます。

C14セルに「=MODE.SNGL(C3:C12)」と入力
実際に、MODE.SNGL関数を使用して最頻値を求めてみましょう。画像の例では、上部の表のC列に入力されている「1」から「3」の数値のうち、最も多い数値を求めようとしています。C14セルに「=MODE.SNGL(C3:C12)」と入力して、最頻値を求めます。
正しく最頻値が出力されていることが確認できた
結果は「3」が返りました。上部の表の中で「1」は3回・「2」も3回・「3」だけ4回出現しているため、3が最も多い数となり正しく最頻値が出力されていることが確認できます。

最頻値が1つしかない場合はMODE.SNGL関数を使用することで最頻値を求めることができるのですが、最頻値が2つ以上存在するケースもありますよね。最頻値が複数ある場合には「MODE.MULT関数(モード・マルチ)」を使用して複数の最頻値を求めることができますよ。MODE.MULT関数の数式は「{=MODE.MULT(数値1,数値2,…,数値255)}」となります。引数に関してはMODE.SNGL関数と同様に「数値」を最大255個まで指定可能となっていますが、こちらは配列数式として入力する必要がある点には注意しましょう。(スピルに対応しているExcel 2021・365であれば配列数式でなくても出力可能)

C14セルに「=MODE.MULT(C3:C12)」と入力
MODE.MULT関数を使用して、画像の例から複数の最頻値を求めます。先ほどの例で使用した表のうち、「1」を減らして「2」を増やし最頻値を2つにしています。C14セルに「=MODE.MULT(C3:C12)」と入力してから「Ctrlキー+Shiftキー+Enterキー」で配列数式として確定を行い、複数の最頻値を求めます。
複数の最頻値結果が正しく出力された
結果は「2」と「3」が返りました。どちらも出現回数が4回であり複数の最頻値となるので、正しく結果が出力されていることが分かりますね。以上が、Excelで最頻値を計算する方法の説明となります。

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