ExcelのRangeとCellsの使い方
Microsoft Excelを使用していると、同じ作業を何度も繰り返して行うことがありますよね。また、処理が複雑なため作業時間が取られてしまうケースも珍しくありません。そこで、VBAを使用して作業を自動化すると便利です。
VBAを使用してExcelで操作を行う際に覚えておいたほうがいい概念として、「Range」と「Cells」の2つのプロパティが挙げられます。この記事では、Microsoft ExcelにおけるRangeとCellsの使い方についてご紹介していきます。
- Range("A1"):セルA3を参照する。
- Range("A1:B4"):セルA1からB4までの範囲を参照する。
- Range("A1,B2"):セルA1とB2を参照する。
- Range("A1","A5"):セルA1からA5の範囲を参照する。
- Range("A1:A4,D1:D4"):セルA1からA4・セルD1からD4の範囲を参照する。
- Range("A:A"):A列の範囲を参照する。
- Range("1:1"):1行目の範囲を参照する。
- Range("1:4"):1行目から4行目の範囲を参照する。
- Range("名前"):名前が定義された範囲を参照する。
- Cells(2,1):セルA2を参照する。
- Cells(3,"A"):セルA3を参照する。
- Cells:全セルを参照する。
- Range(Cells(1,1),Cells(4,1)):セルA1からA4の範囲を参照する。
以上が、RangeプロパティとCellsプロパティの説明となります。これらの違いについてですが、Rangeプロパティは「セル範囲を指定する・定義された名前を使用する」、Cellsプロパティは「変数を使用してセルを動的に指定する・シート全体を指定することが可能」といった違いがあります。
この違いを覚えて、使ってみてくださいね。以上が、ExcelのRangeとCellsの使い方の説明となります。