iPhoneでzipファイルを解凍・圧縮する方法を紹介!パスワード付きのやり方は?

iPhoneでzipファイルを解凍・圧縮する方法を紹介!パスワード付きのやり方は?

外出中にzipファイルが送られてきたけれど、PCを持っていない。そんなとき、iPhoneでzipなどの圧縮ファイルを確認できたら便利だと思いませんか?この記事では、iPhoneで圧縮ファイルを解凍して、iPhoneのストレージに保存するやり方をご紹介します。


目次[非表示]

  1. iPhoneでzipファイルを解凍・圧縮する
  2. iPhoneでzipファイルを解凍・圧縮する方法
  3. iPhoneでパスワード付きzipファイルを解凍・圧縮する方法
  4. まとめ

iPhoneでzipファイルを解凍・圧縮する

zipファイルは、zipという形式で圧縮されたファイルです。

複数ファイルをまとめて圧縮することをアーカイブ、圧縮ファイルをアーカイブファイルともいいます。

アーカイブファイルにはrarやlzhなど複数の形式がありますが、zipはアーカイブ形式の代表格です。メールに添付されているファイルや、Webサイトからダウンロードしたファイルの拡張子が「.zip」となっているものを見たことがあるかもしれません。

zipで圧縮すると、そのままでは開けないファイルになります。何故ファイルを圧縮するのかというと、複数の利点があるからです。

ファイルサイズを小さくできる

第一に、ファイルのサイズを小さくすることができます。

メールの添付ファイルのサイズが大き過ぎると、メールを転送するサーバの設定により転送が中止されてしまい、メールが相手まで届かない可能性があります。相手に届いたとしても、相手のメールボックスの容量をたくさん使ってしまうため、大きすぎる添付ファイルは好まれません。

また、ファイルをWebサイトからダウンロードする場合にも、ダウンロード時間が長くなります。

複数ファイルをひとつにまとめられる

また、複数のファイルをひとつにまとめられる利点があります。

10枚の画像をメールに添付して送られることを想像してください。10枚の画像をひとつひとつ確認して保存するのはとても手間がかかります。zipで1つのファイルにまとめてあれば、1つのzipファイルをダウンロードするだけで保存完了です。

パスワードを設定できる

さらに、ファイルを圧縮する際にパスワードを設定することが出来ます。

圧縮ファイルは、閲覧したり編集したりするため、解凍する必要があります。圧縮ファイルを解凍する際、正しいパスワードを入力しなければ開けないようにすることで、ファイルにセキュリティを付加することができ
ます。

この記事では、iPhoneで圧縮ファイルの代表的な形式であるzipファイルを例にとり、ファイルをスマホで解凍/圧縮するやり方をご紹介します。

iPhoneでzipファイルを閲覧するだけなら

初期状態のiPhoneには、zipファイルを解凍する機能は搭載されていません。しかし、ファイルを閲覧するだけであれば、GoogleのWebサービスで実現できます。その手順を見ていきましょう。

事前準備として、PCでzipファイルを作成してiPhoneに送信しておきます。

テキストファイルのzip化前後のファイルサイズの違い
PCでテキストファイルを作成し、zip形式で圧縮しました。圧縮前のtest.txtのサイズは173キロバイトありますが、圧縮後のtest.zipのサイズは1キロバイト以下にまで小さくなりました。単純なテキストファイルの場合、大幅にファイルサイズを圧縮できます。

PCからiPhoneに、test.zipをメール添付で送信しておきます。

Gmailで添付ファイルをタップ
ここからはスマホ上の操作です。Gmailでzipファイルが添付されたメールを開きます。

メール本文の下に表示された添付ファイル名をタップします。
内容をプレビュー
zipファイルは圧縮されているため、すぐには開けないようになっています。

「内容をプレビュー」というリンクが表示されますので、これをタップします。
圧縮前のテキストファイルがプレビューできる
圧縮前のテキストファイルが表示されました。このように、タップ操作だけで簡単にzipファイルの中身を閲覧することができます。

閲覧だけであれば、この方法で可能です。

今回の記事ではiPhoneでzipファイルを解凍・圧縮をする方法を順番にご紹介していきます。

iPhoneでzipファイルを解凍・圧縮する方法

zipファイルを解凍したり、ファイルをzipに圧縮したい場合、アプリをインストールする必要があります。zipを扱うアプリは複数ありますが、ここでは比較的評価の高い「Easy Zip」というアプリを使用します。一度使い方を覚えてしまえば操作は簡単です。

zipファイルを解凍する方法

Gmailのzipファイルの右上のマーク
前の項でご紹介した、Gmailでzipファイルを開いた画面です。右上のマークをタップします。
 
「Easy Zipにコピー」というメニューを選択
すると、ファイルを操作するメニューが表示されます。Easy Zipをインストール済みであれば「Easy Zipにコピー」というメニューが表示されますのでこれをタップします。
先程のzipファイルが保存されている
ここからはEasy Zipの使い方です。

Easy Zipのアプリが起動し、ファイル一覧画面が表示されます。一覧の中にzipファイルが保存されました。
解凍をタップ
zipファイルのアイコンをタップすると、解凍メニューが表示されます。「解凍」をタップします。
同名のフォルダ
同名のフォルダが作成されました。フォルダをタップします。
解凍されたファイル
フォルダの中に、解凍されたファイルが保存されていることがわかります。確認のため、解凍されたファイルを開いてみます。ファイルのアイコンをタップします。
「このアプリで開く」
ファイルを操作するメニューが表示されます。「このアプリで開く」をタップします。
ファイルの内容が表示される
解凍後のテキストファイルの内容が表示されました。

ファイルをzipに圧縮する方法

前の項では、iPhoneでzipファイルを解凍する方法をご紹介しました。次は、ファイルをzip形式で圧縮するやり方をご紹介します。

チェックマーク
Easy Zipのファイル一覧に保存されているテキストファイルを圧縮します。ファイル一覧から、圧縮したいファイルを選択します。ファイルを選択すると、ファイル名の右に表示されるチェックマークが赤くなります。
ファイルを選択したら、画面右上のマークをタップします。

※ここでは一つのファイルを選択しましたが、複数のファイルを選択することもできます

圧縮をタップ
選択したファイルを操作するメニューが表示されます。「圧縮」をタップします。
OKをタップ
圧縮後のファイル名を入力して「OK」をタップします。
 
zipファイルが追加される
ファイル一覧に圧縮後のzipファイルが追加されました。
 

iPhoneでパスワード付きzipファイルを解凍・圧縮する方法

冒頭で、ファイルを圧縮する際にパスワードを付加できることをご紹介しました。パスワード付きのzipファイルの場合も、パスワードを入力する手順を追加するだけで、パスワード無しのファイルと同様に解凍することができます。

zipファイルをタップ
「zipファイルを解凍する方法」でご紹介した手順と同様に、Easy Zipにパスワード付きのzipファイルを保存しました。ファイルのアイコンをタップします。
パスワード入力
パスワードの入力を求められます。正しいパスワードを入力して「解凍」をタップします。

ファイル一覧に同名のフォルダが追加されました。これで、パスワード付きのzipファイルを解凍できました。

なお、Easy Zipアプリを有償版にアップグレードすれば、パスワード付きのzipファイルに圧縮することもできます。

まとめ

この記事では、iPhoneでzipファイルを解凍したり、ファイルを圧縮したりするアプリの使い方をご紹介しました。

閲覧だけであればWebサービスで完結するため、iPhoneにzipファイルが送られてきてもすぐに確認できます。しかし、パスワード付きのzipファイルを開けないと困る局面もあるかもしれません。解凍/圧縮用のアプリをスマホにインストールして使い方を覚えておくと安心です。

Androidスマホの場合は、以下の記事で方法をご紹介していますので、是非読んでみてください。

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