Windows7のデフラグ(ディスク最適化)とは?
パソコンのストレージであるハードディスクはデータの書き込み・読み込みを頻繁に行っています。長い間パソコンを使用していると、HDDがデータの読み書きを繰り返すうちにファイルのデータを一纏めにできず、複数の領域に分断してしまいます。
このデータの分割状態を「断片化(フラグメンテーション)」と呼びます。
断片化したデータが存在すると、ファイルを開くのに複数の領域を読み込む必要が生じてしまい、処理が遅くなってしまいます。この断片化されたデータをまとめて整理することが「デフラグ(ディスク最適化)」です。
デフラグすることで、ファイルの読み書きの速度が上がり、データをまとめることでアプリケーションの動作が軽くなる・ハードディスクの空き容量が増えるといったメリットがあります。
今回は、Windows7でHDDのデフラグを自動・手動で行う方法と、おすすめのデフラグツールをご紹介していきます。
Windows7でHDDのデフラグ(ディスク最適化)をする方法
それでは、Windows7でのHDDのデフラグのやり方を手動・自動の二種類から説明します。
手動でデフラグ
デフラグする前には起動している他のプログラムを全て終了させておきましょう。また、デフラグ中はHDDに常時アクセスするため、パソコンを使わない時間帯に行うようにしましょう。デフラグにはかなりの時間がかかるので、自宅のパソコンであれば寝る前や出かける前に行うことをおすすめします。
デフラグの頻度は、多くても2ヶ月に1度ぐらいにしておきましょう。デフラグはハードディスクに頻繁にアクセスを行うため、デフラグを行いすぎると逆にHDDの寿命を縮めてしまうので注意が必要です。
自動でデフラグ
頻度
デフラグを毎日・毎週・毎月から選択できます。
日
頻度で毎週を選択した場合曜日・毎月を選択した場合は1~31日までを指定可能です。
時刻
デフラグを行う時間を1時間単位で選択することができます。
ディスク
デフラグを行うストレージを選択できます。
注意事項
注意事項として「手動でデフラグ」の項目で説明した通り、デフラグの頻度は2ヶ月に1度程度を推奨しているのですが、自動化設定では最大で1ヶ月に1度までしか期間を伸ばすことができません。
そのためディスクデフラグツールでの自動デフラグ設定ではハードディスクに負担がかかる点に気をつけましょう。当然ですが、週単位でのデフラグや毎日のデフラグは負担が更に多くなるので非推奨です。
デフラグできない場合
おすすめのデフラグツール
すっきり!!デフラグは、常駐ソフトなどを終了させた「すっきりした環境」でディスクの分析とデフラグを行うため、優れたデフラグを行うことができます。
また、デフラグの自動化設定もWindowsのディスクデフラグツールと違い、1ヶ月以上での自動デフラグを指定することができるのが嬉しいポイントです。