WinSxSとは?
Cドライブの容量が不足しているパソコンで、フォルダ整理のために肥大化しているフォルダを調べると「WinSxS」というフォルダに行き着くことがあります。
「WinSxS」フォルダの場所は「c:\windows\winsxs」となっています。
このフォルダを開くと、画像のように大量のファイル・フォルダが表示されます。
この肥大化している「WinSxS」フォルダとはどういったフォルダなのかと言いますと、Windows Updateのサービスパック・セキュリティパッチといったファイルが保存されているフォルダです。
過去の更新ファイルなら削除していいのでは?と思うかもしれませんが、WinSxSに保存されているファイルはシステムの整合性を維持するために必要であることと、もしシステムのロールバックを行う必要が生じた時にこのフォルダ内に保存されているファイルが必要になります。そのため、Cドライブの容量を確保するために適当にWinSxSフォルダを削除するのは非常に危険です。
肥大化したWinSxSフォルダは「クリーンアップ」することでファイル整理を行って容量を減らすことができます。この記事では、WinSxSフォルダのクリーンアップ方法をご紹介していきます。
WinSxSのクリーンアップ方法
タスクスケジューラを使ってクリーンアップする方法
タスクスケジューラからクリーンアップタスクを実行することで、WinSxSフォルダをクリーンアップすることができます。
ディスククリーンアップからシステムファイルをクリーンアップする方法
システムからディスククリーンアップを行うことでもWinSxSフォルダのクリーンアップが可能です。
コマンドプロンプトからクリーンアップを行う方法
Windowsの展開イメージをサービスと管理を行うことのできる「Dism.exe」をコマンドプロンプトから実行することで、WinSxSフォルダのクリーンアップを行うことができます。
Dism.exe /Online /Cleanup-Image /AnalyzeComponentStore
クリーンアップを行うコマンドは下記の通りです。このコマンドを入力してEnterキーを押すことで、クリーンアップが行われますよ。
Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup /ResetBase
まとめ
肥大化したWinSxSをクリーンアップして容量不足を解消!いかがでしたでしょうか。
「c:\windows\winsxs」に存在している「WinSxSフォルダ」は、Windows Updateのサービスパック・セキュリティパッチなどのシステムに関わるファイルを保存しておくフォルダとなっていますが、このフォルダが肥大化することによってCドライブの容量が圧迫されてしまう原因にもなってしまいます。
WinSxSフォルダ内のファイルを手動で削除するのは非常に危険なので、Windows10の機能を使ってディスククリーンアップを行いましょう。クリーンアップを行うことでWinSxSフォルダの不要ファイルの削除や圧縮が行われ、Cドライブの容量を確保することができますよ。
また、下記記事ではWindows7環境でのCドライブの容量不足を解消する方法をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。