iPhoneのデータローミングとは?
iiPhoneの設定画面を見ていて、「データローミング」という項目があることに気付いた方も多いのではないでしょうか。デフォルトでONになっていて、よく分からないからそのまま放置というようなことも多いと思います。
確かにこのデータローミングは、日本国内で使う分にはONのままで問題ありません。しかし、データローミングオンのまま、海外に行ってiPhoneを使ってしまうと、思わぬ高額請求で大問題になってしまことがあります。
データローミングとは、契約している通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のサービスエリア外に出てしまった時に、契約しているキャリアの代わりに、現地のキャリアをキャッチして利用する機能のことです。ここでいうサービスエリアとは、日本国内のことを指しています。
例えば、海外でドコモで契約しているiPhoneを使うと、データローミングがオンであれば、ドコモではなく、現地のキャリアのモバイルデータ通信を利用することになります。
この通信料がとても高額になり、場合によっては数万から数十万の請求もあり得ます。どうしても通信する必要がある場合以外は、データローミング機能を利用するべきではないでしょう。
データローミングを使うケース
データローミングの通信料は高額なので、海外でiPhoneを使う場合には、基本的には、現地で利用できるSIMカードを入手して、モバイルデータ通信を行うべきです。
高額請求を避けるためにも、データローミング機能を利用するのは、よっぽど緊急の場合に限った方が良さそうです。
海外では現地のSIMカードをiPhoneに挿す
海外では現地のSIMカードをiPhoneに挿しましょう。
SIMカードとはキャリアのモバイルデータ通信を利用するために必要な契約情報が記録されたチップのことで、お手持ちのiPhoneにも挿してあるはずです。海外に行くときは、日本のドコモ、au、ソフトバンクなどのSIMカードを、海外のキャリアのSIMカードに差し替える必要があります。
現地で利用可能なSIMカードは現地の空港や携帯ショップで購入可能です。また心配であれば、事前にアマゾンなどの通販で購入することも可能です。
海外に行く際には基本的に、この海外のSIMカードで対応すべきですが、どうしてもSIMカードを使わずに、モバイルデータ通信を行わなければならない場合には「データローミング機能」が利用できます。
どうしてもデータローミングが必要なのは緊急のケース
どうしても「データローミング機能」が必要なケースとは、SIMカードを買う前に緊急の連絡が必要な場合や、SIMカードでは圏外だが、ローミングなら電波を拾う場合などです。
基本的には、上記の海外SIMカードで対応できるので、データローミングは特に緊急のケースに利用すると良いでしょう。
普段はオフにすべき?
データローミングは、普段、日本国内で利用する場合には、オフにしておくのが良いでしょう。
日本であれば、どのキャリアもサービスエリア内となるので、データローミングが機能することはありません。そのため、オンでもオフでも、特には問題になりません。
しかし、いざ海外に行くとなったときに、データローミングを消し忘れてしまうと、大問題になる可能性があります。数万円、場合によっては数十万円の請求もあり得ます。
だから、データローミングは普段からオフにしておく方が安全です。
iPhoneでポケットWi-Fiを使う場合には要注意
よくある失敗として「現地では全てポケットWi-Fiで通信するから、データローミングとか関係ないでしょ」と考えて、日本のキャリアのSIMカードを挿したまま、データローミングオンで海外で利用してしまうケースです。
ポケットWi-Fiを利用する場合には、特にSIMの抜き忘れ、あるいはデータローミングオフにし忘れることが多いようです。
ポケットWi-Fiが絡むと、「日本のキャリアの電波は圏外なので、データローミングとか気にしなくてもいい」という勘違いが起こってしまいがちです。
もちろんデータローミングオンのままでは海外の電波を知らず知らずのうちにキャッチしてしまいます。思わぬ高額請求を受けないためにも、日頃からデータローミングはオフ、海外でも基本的にはオフと考えておきましょう。
iPhoneのデータローミングをオフにする設定方法
iPhoneのモバイルデータ通信をオフにする手順は以下の通り。
① 設定をタップ
② モバイル通信をタップ
③ 通信オプションをタップ
④ データローミングを「オフ」
上記の通り、データローミングオフの設定は難しくなくて、すぐにできるものです。
データローミングがオンだと思わぬ高額請求が来る可能性があります。特に海外に行く予定がない人も、この機会にオフにしておくことをおすすめします。