Excelのチェックボックス(四角にレ点)とは?

チェックボックスは、持ち物リストやTodoリストといったチェックシートに使われているのをよく目にしますよね。 Excelにおいてもこのチェックボックスを扱うことができます。
さらにチェック数を数えることも簡単にできるので、アンケートなど紙面に記入された大量のチェック数を見て数えるよりも、Excelの方がより正確に素早く集計を行えるといったメリットがあります。
本記事では、 Excelでのチェックボックスの作り方とその活用方法についてご紹介します。
Excelのチェックボックスの作り方
環境を整える
まず Excelに「開発」タブがない場合はダブの表示設定をしましょう。WindowsとMacで方法が違うのですが、Macの場合は以下のようにします。


チェックボックスを挿入する
では準備した「開発」タブの中の機能を選択し、チェックボックスを挿入しましょう。

「開発」タブの「チェックボックス」を選択すると、画像のようなチェックボックスが表示されます。

※右クリックしてチェックボックスを選択した状態にすると、上記のような編集ができます。
チェックボックスをコピーする
挿入したチェックボックスをコピーするのは、Excelの文字をコピーする方法と同じです。

そこをクリックしたまま下へカーソルを動かすと、セルのコピーと同じくチェックボックスまでコピーできます。
ちなみに右クリックでチェックボックスを選択して「カット」すれば、チェックボックスを削除することができます。
Excelのチェックボックスの活用方法
チェックボックスの挿入方法をご紹介したので、続いてはチェックボックスの2つの活用方法についてご紹介していきます。
チェックの数を数える
項目数の多いリストであったり、アンケートの対象者が多数いたりする場合、ただチェックの数を数えるといっても容易ではありません。ですが以下の機能を使えば簡単に集計を行うことができます。

チェックボックスを右クリックして一つ選び「コントロールの書式設定」を選択します。
するとこの画面が表示されるので「リンクするセル」にチェックの有無の判定結果が出力されるセルを記入します。

今回の場合「A2セル」のチェックボックスを選択し、リンクするセルに「C2セル」を指定したのでこのような結果となりました。チェックがあるので「TRUE」と表示されています。チェックがない場合は「FALSE」と表示されます。

上記の方法を他のチェックボックスにも適応すると、チェックボックスの有無がこのように判定されました。
判定結果TRUEの数をCOUNTIF関数(指定の範囲内で条件にあったセルの個数を数える関数)で数えることで、チェックの数を求めることができます。
COUNTIF関数の詳細が気になる方は下の記事を参考にしてみてください!
チェックとセルの塗りつぶしを連動させる
最後に、チェックのついたセルの色を自動的に変える方法です。色付けをして目立たせることによって、Excelの資料や管理表などをより沢山の人が見やすいように作成することができます。


画面のように「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選んだ上、今回はC列がTRUEとなる場合赤塗りにするというルールを設定します。
先ほどリンクするセルを設定して表示された、C列のチェックの有無を表す判定結果(TRUE/FALSE)を利用して、条件付き書式の設定をしています。
