OCRで画像から文字を読み取る!オンラインでOCRが出来るサービス3選

OCRで画像から文字を読み取る!オンラインでOCRが出来るサービス3選

手書き文章などの画像やドキュメントからテキストを抽出し、ファイル化することができるOCR。入力の手間が省ける為非常に便利です。そんなOCRをオンラインかつ無料で利用できるサービスを3つ厳選しました。画像からテキストを抽出したいという方は是非参考にしてください


目次[非表示]

  1. OCRとは?
  2. オンラインでOCRが出来るサービス3選

OCRとは?

OCR(Optical Character Reader)とは、文字を読み取って解析し、電子テキスト化する仕組みのことをいいます。

手書きの文字も認識して電子テキスト化することができるため、手書き書類をパソコンに取り込む際の作業効率化なのに大変役立つでしょう。

また、文書だけでなく画像から文字を読み取ることもできたり、高性能なOCRだと歪んだ文字も認識して抽出することも可能です。

ここではインターネット環境さえあれば使えるオンラインOCRサービスを紹介しています。

オンラインでOCRが出来るサービス3選

早速オンラインで使えるOCRサービスを見ていきましょう。

OCRサービスの紹介にあたって、実際に使ってみた結果を掲載しています。

サンプルドキュメント
使用するサンプルドキュメントの内容はこのようになっているので、参考程度に抑えておいてください。

Free Online OCR

画像やPDFをWordドキュメントなどに変換することができるサービス。

一度テキストファイル化したあとにWordなどのドキュメントに貼り付けるのではなく、直接Wordドキュメント化することができるので、かなり使い勝手の良いサービスです。

ドキュメントファイルだけでなく、エクセルファイルにも変換することができるのでリスト化された資料の取り込みにも重宝します。

無料で利用することができ使い方もとても簡単です。

まずはFree Online OCR公式サイトにアクセスしましょう。

Free Online OCR
Free Online OCRにスキャンしたいファイルをアップロード

次に、スキャンしたいファイルをアップロードします。

ファイル選択画面では複数ファイル選択することができますが、一度に変換できるのは1ファイルまでなので注意してください。

変換元ファイルがどの言語で書かれているか選択
選択したら、変換元ファイルがどの言語で書かれているか選択します。

デフォルトではENGLISH(英語)になっているので、変換元ファイルが日本語で書かれている場合は選択できる言語の中からJAPANESEを見つけ出して切り替えるようにしましょう。

ちなみにですが、日本語(JAPANESE)を選択してもアルファベット文字はしっかり認識されるので、何か理由がない限りは日本語にしておくのがおすすめです。

ダウンロード形式を選択
次に、変換したあとどの形式でダウンロードするかどうか選択します。

デフォルトではWord形式になっていますが、テキスト形式・エクセル形式も選択可能です。

[コンバート]をクリックしてファイルを解析

それぞれの設定が完了したら[コンバート]をクリックしてファイルの解析を始めます。

認識できたテキストとダウンロードリンクを表示
解析が完了すると、認識できたテキストとダウンロードリンクが表示されます。

一番最初に提示したサンプルドキュメントの内容と比べてみるとしっかりOCRによるスキャンが成功していることがわかりますね。

文字の解析に失敗した画面
変換元言語をENGLISHのままコンバートを実行をしてしまうと、ほとんどの文字が解析に失敗するので注意してください。

lightPDF

次におすすめなのがlightPDF。

ドキュメント内の画像配置やテキストの位置(中央揃えなど)を維持したままドキュメント化することが可能です。

無料版の場合、テキストファイルにしか出力することができませんが有料プラン(月額182円~)に加入することで、画像とテキストの両方を含むPDFファイルのOCRスキャンが行えるようになります。

使い方はFree Online OCRよりもカンタンです。

まずはlightPDF公式サイトにアクセスしましょう。

lightPDF
スキャンしたいドキュメントをドラッグアンドドロップでアップロード
次に、スキャンしたいドキュメントをドラッグアンドドロップでアップロードします。

ファイル追加ボタンを押してダイアログからアップロードすることも可能です。

変換元ファイルの言語と出力ファイル形式の選択画面
アップロードが完了すると変換元ファイルの言語と出力ファイル形式の選択画面が表示されます。

無料版の場合、出力はテキスト形式しか選択できないので、注意してください。

最後に[変換]ボタンを押すとOCRスキャンが開始され、完了するとスキャン結果ファイルのダウンロードボタンが表示されます。

スキャン結果の画面
こちらがスキャン結果。最後の「こんにちわ世界!」が「こんにちわ世界一」になってしまっている箇所以外は正確にスキャンできています。

無料版でこの精度ですから十分でしょう。

Convertio

様々なファイル変換ができるConvertioですが、実はOCRスキャンサービスも提供しています。

PDFドキュメントやPNG・JPEG・BMP・TIFFなどの画像ファイルもスキャン可能で、撮影した写真の文字起こしにも大変便利でしょう。

使用する場合はまずは公式サイトにアクセスしてください。

Convertio
[ファイルを選ぶ]ボタンを押してファイルを選択するか、ドラッグアンドドロップでファイルをアップロード
次に[ファイルを選ぶ]ボタンを押してファイルを選択するか、ドラッグアンドドロップでファイルをアップロードします。

Dropbox・Google Driveと連携することで、各ストレージ内のファイルもスキャンできるようになるので、必要なら連携すると良いでしょう。

アップロードしてリストに追加
アップロードするとリストに追加され[準備完了]と表示されると変換できるようになります。
変換元ファイルの言語を選択
次に変換元ファイルの言語を選択しましょう。

Converioでは文章内で使われているすべての言語を選択する必要があります。「こんにちわ。Hello」という文章解析したいのであれば日本語と英語の両方を選択しないといけないので気をつけてください。

変換するファイルのアップロードをし終わったら[認識]をクリックしてOCRスキャンを開始してください。

[認識中]が[終了済み]に変わりダウンロードボタンが表示される
しばらく待つと[認識中]が[終了済み]に変わりダウンロードボタンが表示されます。
スキャン結果の画面
今回はWord形式で出力しましたが、文字サイズもしっかり認識された上でスキャンされています。

文字認識間違いもまったくなかったので、かなり優秀なOCRスキャンサービスと言えるでしょう。

PDFファイルや画像ファイルをドキュメント化したい場合はぜひ使ってみてくださいね。


関連記事