操作してないのにiPhone・iPadが勝手に動く!
明らかに操作していないはずなのにiPhone・iPadが勝手に反応してしまっていたという経験はないでしょうか?
もしかしたら自分のスマホがハッキングされて遠隔操作されてると不安になっている方もいるかもしれません。
ですが、遠隔操作されていないにもかかわらずiPhone・iPadが勝手に動くという現象があり、この現象が発生すると自分では一切触っていないにもかかわらず勝手に動いてしまうことがあります。
この現象の事をゴーストタッチといい、自分では一切触っていないにも関わらず勝手に動く・スクロールがおかしいといった挙動を見せるようになります。
iPhone・iPadが勝手に動く原因と対処法
iPhone・iPadが勝手に動くゴーストタッチ現象が起きる原因はいくつかあります。
原因毎に対処法が異なるので、順番に見ていきましょう。
ゴーストタッチが起きる根本的な原因
ゴーストタッチが起きる根本的な原因は静電気です。iPhone・iPadのタッチパネルは静電容量方式を採用しており、タッチパネル上の静電気量の変化でタッチされたかどうか認識しています。
そのため、静電気を通す指でタッチするとタッチパネルが反応し、静電気が溜まり、静電気を通さない(電気抵抗が高い)プラスチックなどで触ると反応しない仕組みです。
爪の白い部分も静電気を通さないので、指の腹でタッチすると反応しても、爪の白い部分で触ると全然反応しなかったりします。
そのため、ズボンのポケットなど電気をほとんど通さない場所であれば勝手に誤動作することが少なくなっていますが、ゴーストタッチの元凶だったりもします。
保護フィルムの内側にホコリが入り込んでいる
保護フィルムを貼る際は出来る限りすぐに貼って保護フィルムの内側にほこりが入り込まないようにしましょう。
ほこりは静電気をためやすいため誤作動の原因になりやすく、勝手にアプリが開くなどの症状が発生することがあります。何をやってもご操作が治らないけど、保護フィルムを貼り変えたら治ったということも珍しい話ではありません。
また、保護フィルムの内側ではなく外側にほこりが多い場合も注意が必要です。保護フィルムは通常利用に影響が出ないよう静電気を通す作りになっているため、静電気を通すほこりにとって保護フィルムの内側か外側かについては関係ありません。
ですので、使っているiPhone・iPadがホコリを被っていた場合はティッシュなどで拭き取ってから使うようにしましょう。
画面が濡れている
当然ながら水分も電気を通します。
電気を通すということは静電気も流れるということであり、水分の影響でゴーストタッチが発生してしまうことがあります。
最新の iPhone はある程度防水性能はあるものの、ご動作するかどうかは別の話です。そもそもAppleが風呂場など濡れやすい・湿度が極めて高い環境での使用を推奨していないので注意しましょう。
そういった明らかに濡れてしまうような使い方をしていなくても画面が濡れてゴーストタッチが発生してしまってあります。ありがちなのが、ポケットの中に入れている状態で汗をかいている時です。この状態だとポケットの中が蒸れやすく湿度がかなり高くなり、ポケットが湿りがちです。
湿った状態だと静電気を通しやすい関係でタッチパネルが反応しやすく、誤作動を起こすことがあります。
iPhoneのパーツが故障している
水没させたことがある、手を滑らせて落としたことがある。こういう方は iPhone 内部のパーツが故障して誤作動を起こしている可能性があります。
特にありがちなのが、落とした衝撃や濡れた際の漏電でセンサーが常に反応した状態になる現象で、こうなってしまうとiPhone・iPadをまともに操作できなくなってしまいます。
もし心当たりがある場合は修理に出してみるようにしましょう。
タッチ設定を調整する
iPhoneにはタッチ設定を調整する設定が用意されており、その設定を変更すれば誤操作を軽減出来る可能性があります。
タッチ設定を変更するには以下の手順で行います。
これで誤操作が軽減され、勝手に反応したりスクロールがおかしい症状が発生することが少なくなります。
ただしこの方法は根本的な問題を解決していないので、できれば他の方法での対処を試みましょう。
ゴーストタッチの対処で初期化は非推奨
ゴーストタッチはタッチパネルの誤作動や本体の故障などの物理要因が原因であるため、iPhone・iPadを初期化することはほとんど意味がありません。
一応iPhoneには先ほど紹介したタッチ調整できる機能がありますが、その機能を弄った覚えがある方は初期化すると改善されるかもしれません。
ですので、ゴーストタッチの現象が起きる場合は基本的に本体初期化の対処を取るようにしてください。