GeForceのグラボの「Ti」とは?
パソコンのグラボ(グラフィックボード)でシェアが多いものと言えば、NVIDIA社の「GeForce」シリーズが挙げられます。ゲーミングPCはもちろん、一般のパソコンでもGeForceシリーズのグラボが用いられていることは多いですよね。
2022年現在、GeForceシリーズの直近のモデルと言えば
- RTX 20シリーズ:RTX 2060・RTX 2060 SUPER・RTX 2070・RTX 2070 SUPER・RTX 2080・RTX 2080 SUPER・RTX 2080 Ti
- RTX 30シリーズ:RTX 3050・RTX 3060・RTX 3060 Ti・RTX 3070・RTX 3070 Ti・RTX 3080・RTX 3080 Ti・RTX 3090
通常のモデルの他にSUPERとTiが存在するRTX 2080を例として説明します。RTX 2080はハイエンドモデルですが、SUPERは2080よりも性能が高くなります。そしてTiはSUPERよりも更に性能が高いモデルです。つまり、数字の後ろにSUPERやTiと付いているモデルは同じ数字のモデルのものと比べて性能が高いわけですね。ちなみに読み方ですが、SUPERはそのまま「スーパー」・Tiは「Titanium」から来ているので「ティ」と呼びます。
SUPERやTiは性能が高くなるぶん、グラボ本体の価格や消費電力も高くなるケースがほとんどです。RTX 2080の場合は消費電力が2080で215W・SUPERとTiで250Wとなっています。そのためRTX 2080を積んでいるパソコンでSUPERやTiは電力不足で動作しないといった状態になることもある点には注意しましょう。もし電力不足の場合は、電源ユニットも交換する必要があります。
ちなみに、RTX 3060TiとRTX 3070であればRTX 3070のほうが性能が上です。SUPERやTiは、既存モデルの中間のモデルを開発した際に付けられる名前だと覚えておくと分かりやすいですよ。