Excelで度数の計算と度数分布表の作成方法を紹介!

Excelで度数の計算と度数分布表の作成方法を紹介!

Microsoft Excelで、度数の計算と度数分布表を作成したいと思ったことはありませんか?階級値ごとの度数を示す度数分布表と、度数分布表で使用する度数の計算をしてみましょう。Excelで度数の計算と度数分布表の作成方法をご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. Excelで度数を計算する方法
  2. Excelで度数分布表の作成方法

Excelで度数を計算する方法

Microsoft Excelで、度数分布表(ヒストグラム)を作成したいと思ったことはありませんか?度数分布表とは、データを階級ごとに作成して区切り、階級の中に入っている度数(データ数)を記載している表のことを指します。

度数分布表
画像のようなグラフを見たことはありませんか?これが、度数分布表(ヒストグラム)です。
「年齢」から「年齢層(階級値)」ごとの度数計算を行ってみよう
Excelで度数を計算する方法を説明します。例として、画像の表の「年齢」から「年齢層(階級値)」ごとの度数を計算してみましょう。度数と一つ一つ計算しようとすると、データ数が少ない場合は問題ありませんがデータ数が多いと困難になりますよね。そこで、「FREQUENCY関数(読み方:フリークエンシー)」を使用して一括で階級値に応じた度数の計算を行ってみましょう。

FREQUENCY関数とは、条件身合っているセルの個数を数えることのできる関数です。度数分布表を作成する際にも役立ちますよ。FREQUENCY関数の数式は「=FREQUENCY(データ配列,区間配列)」となります。第1引数の「データ配列」で分布を調べたいデータのリストを「データ配列」の引数として指定しましょう。そして第2引数の「区間配列」で度数分布の基準になる数値を入力しましょう。

「=FREQUENCY(B3:B22,C3:C8)」と入力し「Shiftキー+Ctrlキー+Enterキー」の同時押しをする
画像の例では、D3セルからD8セルまでを選択した状態で数式バーに「=FREQUENCY(B3:B22,C3:C8)」と入力しています。ここで注意しなければならないのが、「Enterキーで確定しないこと」です。Enterキーでの確定では度数の計算ができないので、「Shiftキー+Ctrlキー+Enterキー」の同時押しで確定を行いましょう。
階級値に応じた度数を出力できた
これで、階級値に応じた度数を出力することができますよ。

Excelで度数分布表の作成方法

出力した度数を使用して度数分布表を作成
それでは、Excelで度数分布表(ヒストグラム)の作成方法を説明します。上記項目にて出力した度数を使用して、度数分布表を作成していきます。画像の例では「年齢層」と「度数」を範囲選択しています。
「挿入」タブのリボンメニューを開き「グラフ」項目から縦棒グラフを選択
いきなりヒストグラムを作成しようとしても、FREQUENCY関数を使用しているため上手くグラフが作成できません。なのでまずは「挿入」タブのリボンメニューを開いて、「グラフ」項目から縦棒グラフを選択しましょう。
「データの選択」をクリック
作成された縦棒グラフ内で右クリックして、メニューの「データの選択」をクリックしましょう。
ヒストグラムの完成
あとはヒストグラムを指定すれば、このように度数分布表の作成ができますよ。

関連記事