相関係数とは?
Excelのデータ分析では、情報となる2つの数字を基にして、それぞれに相関関係があるかを相関係数を出して確かめることができます。
その求め方には、Excelのデータ分析で相関機能を使う方法と、Correl関数・Pearson関数を使う方法の2つがあります。
数字の結果は、1から-1の間になります。
1に近いと正の相関で相関性があり、どちらかが増えるともう一方も増えることになります。
-1に近いと負の相関で、どちらかの数字が増えるともう一方も減るということです。
0は相関性がありません。
例として、お客様の性別や年齢による人数と売り上げた商品の数、気温と季節ごとの商品の売り上げ数など、データの分析をして相関性があるかを確かめられます。
Excelで相関係数を求める2つの方法
ここから、Excelで相関係数を求め方の2つの方法をご紹介していきます。
1つは、データ分析の相関機能を使う方法、もう1つはCorrel関数やPearson関数を使う方法です。
どちらからも相関係数を求めることができますので、使いやすい方法を試してみましょう。
データ分析の相関機能を使う
エクセルのデータに「データ分析」を表示させる
エクセルのデータに「データ分析」の表示が出ていない場合は、先に表示させてから使用します。
ここから実際に、データ分析を使ってみましょう。
データ分析を使う
Correl関数・Pearson関数を使う
ここからは、Excelの関数を使って値を求めていきます。
Correl関数とPearson関数の2つを用いますが、どちらも同じ結果になります。
相関係数を出したいセルを選択し、「=Correl(配列1,配列2)」と入力します。
Enterを押しましょう。
0.997という数字は1に近いので、正の相関があるということになります。
相関性があるかどうかは、こちらの図表で判断できます。
Correl関数とPearson関数との違い
Correl関数は2つのデータの相関性があるかを確認します。
Pearson(ピアソン)関数は、ピアソンの積率相関係数であるrの値を求めます。
どちらの関数を使っても、結果の数字は同じになります。
ピアソンの積率相関係数はこちらの式で値を求められますが、ExcelのPearson関数で簡単にできます。
結果は、Correl関数と同じ数字になります。
この図では0.8068となり、正の相関性があると判断できます。
Correl関数の場合と同様に、1から-1の間の数字が出るので、相関があるかないかをどちら寄りかで判断できます。
このように、Pearson関数でも相関係数を求めることができました。