R1C1形式とは?
Excelなどの表計算ソフトで用いられる参照形式は、基本的には「A1形式」がほとんどです。しかし、ユーザーによっては特定の状況で「R1C1形式」を用いたいというケースもあるかと思います。
このR1C1形式というのは、Microsoft Excelの前身となっている表計算ソフト「Microsoft Multiplan」で使用されていたセル位置の指定方法でした。Microsoft Multiplanが登場した時にはすでにA1形式は存在していましたが、Microsoftの創業者「ビル・ゲイツ」氏がA1形式を嫌ったためにR1C1形式を採用していたのです。しかし、結局A1形式がメジャーとなったため後継のExcelではA1形式が採用されています。スプレッドシートにおいても、A1形式が採用されています。
A1形式とR1C1形式の違いですが、まず列と行の表記が逆です。A1は「A列・1行目」を表しますが、R1C1は「1行・1列目」を表しているため正反対となっています。次に、座標が具体的ナノも特徴です。A1形式でC2セルを参照した場合は「C2」ですが、R1C1形式の場合は「R2C2」となります。
スプレッドシートでR1C1形式を利用する方法
R1C1形式では絶対参照も相対参照も可能なので、ぜひ使いこなしてみてくださいね。