ExcelのMOD関数の使い方をご紹介!

ExcelのMOD関数の使い方をご紹介!

Microsoft Excelでは、「MOD関数」という関数が用意されています。MOD関数を使用することで、シート上で割り算を行った際に余り(剰余)の数値を求めることができますよ。この記事では、ExcelのMOD関数の使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ExcelのMOD関数とは?
  2. ExcelのMOD関数の使い方

ExcelのMOD関数とは?

Microsoft Excelで使用できる関数の「MOD関数(モッド・モデュラス)」をご存知でしょうか?MOD関数とは、Excelで割り算の余り(剰余)を求めることのできる関数です。

MOD関数は初歩の関数であるSUM関数並に簡単な数式なので、すぐに扱うことができますよ。この記事では、ExcelのMOD関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのMOD関数の使い方

MOD関数の数式

それでは、ExcelのMOD関数の使い方を説明していきます。まずは、MOD関数の数式を説明します。MOD関数の数式は「=MOD(数値,除数)」となっています。第1引数の「数値」は「割られる数」を指定します。第2引数の「除数」は「割る数」を指定します。例えば「10÷2」であれば、数値が「10」・除数が「3」になるため「=MOD(10,3)」となるわけですね。

MOD関数の使い方

B2セルに「=MOD(10,3)」と入力
それでは、MOD関数を使用してみましょう。画像の例では「10÷3」で商の余りを求めたいので、B2セルに「=MOD(10,3)」と入力しています。
B2セルに「1」が表示された
これで、B2セルに商の余りである「1」が表示されました。このように、割り算を行った際の余りの結果を簡単に出力することができますよ。
C2セルに「=MOD(A2,B2)」と入力
また、MOD関数は直接数値を入力するのではなくセルを指定して商の余りを求めることも可能です。画像の例では、A2セルの数値をB2セルで割るためにC2セルに「=MOD(A2,B2)」と入力しています。
余り(剰余)の数値を求めることができた
これで、MOD関数を使用して割り算を行うことで、余り(剰余)の数値を求めることができますよ。ケースによって、数値を直接入力するかセルを指定するか決めて操作を行うことができるのは便利ですね。

IF関数を併用する

C4セルに「IF(B4=0,"",MOD(A4,B4))」と入力
注意しなければいけない点としては、割る数(除数)に0を指定した場合はエラーになってしまいます。もし0が割る数になってしまう可能性があるといった場合は、「IF関数」を併用することでエラーを避けることができます。画像の例では「IF(B4=0,"",MOD(A4,B4))」と入力することで、B4セルが0の場合に何も表示しないようにしています。
IF関数を併用したのでエラーが表示されなくなった
IF関数を併用することで、0で割っていても返ってくるのはエラーではなく空欄になっていることが確認できますね。エラー時には「"(ダブルクォーテーション)」で囲んだ部分が表示されるようになっているので、「””」と入力して中身に何も入れていないために空欄で表示することができているわけです。

もし結果にエラーが起きてしまう可能性がある場合は、このようにIF関数を併用して計算を行いましょう。


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