Windows10の「自動メンテナンス」まとめ!【所要時間/設定変更/無効化/影響】

Windows10の「自動メンテナンス」まとめ!【所要時間/設定変更/無効化/影響】

Windows10には自動メンテナンスという機能が備わっており、その名の通り自動でシステムのメンテナンス・ソフト更新・セキュリティスキャンを行ってくれます。この記事では、Windows10の「自動メンテナンス」機能についてのまとめを記載しています。


目次[非表示]

  1. Windows10の自動メンテナンスとは?
  2. Windows10の自動メンテナンスの設定変更方法
  3. Windows10の自動メンテナンスを手動で実行する方法

Windows10の自動メンテナンスとは?

Windows10には、自動メンテナンスという機能が搭載されています。

自動メンテナンスとは、システム診断・ソフトウェアやプログラムの更新・セキュリティスキャンといったWindows10パソコンに必要な作業を自動化してくれる機能です。自動メンテナンスが完了しても、特に再起動を行う必要などはありません。

自動メンテナンスの所要時間は長くても十数分程度ですが、自動メンテナンスの実行時間はデフォルトでは午前2時に設定されています。

もしその時間帯にパソコンがスリープしている場合勝手に復帰してメンテナンスを実行し始めたり、パソコンの電源がオフの場合は次にパソコンを起動させてからアイドル状態になった時にメンテナンスが開始されます。

そのため、夜中にパソコンの起動音で起こされる・昼間にパソコンを使いたいのにメンテナンスが行われていて動作が重い…といったことも起こりえます。

Windows10の自動メンテナンスの設定変更方法

自動メンテナンスの開始時間を変更する

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリック
まずは、デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。
画像のような一覧表示に変わったら、「セキュリティとメンテナンス」をクリック
コントロールパネルが表示されたら、ウィンドウ右上にある表示方法を「小さいアイコン」に変更しましょう。画像のような一覧表示に変わったら、「セキュリティとメンテナンス」をクリックしましょう。
自動メンテナンス項目にある「メンテナンス設定の変更」をクリック
セキュリティとメンテナンスメニューが開くので、「メンテナンス」タブをクリックして展開しましょう。自動メンテナンス項目にある「メンテナンス設定の変更」をクリックしましょう。
「メンテナンスタスクの実行時刻(毎日)」のボタンをクリック
自動メンテナンスメニューが開きます。「メンテナンスタスクの実行時刻(毎日)」のボタンをクリックすることで、自動メンテナンスの開始時間を変更することができます。

また、メンテナンス時間にスリープを解除させたくない場合は「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックボックスをオフにしましょう。

設定が完了したら「OK」をクリックすれば完了です。

自動メンテナンスを無効化する

自動メンテナンスは無効化することもできますが、Windows10に必要な作業のほとんどが行われなくなってしまう上に手動でもメンテナンスを実行できなくなってしまう点には注意しましょう。

自動メンテナンスを無効化するにはレジストリを変更する必要があります。間違った操作をしてしまうとパソコンが起動できなくなる可能性もあるので、レジストリ編集は慎重に行いましょう。

「Windowsキー+Rキー」の同時押しでファイル名を指定して実行を呼び出し、入力欄が表示されたら「regedit」と入力して「OK」をクリック
「Windowsキー+Rキー」の同時押しでファイル名を指定して実行を呼び出し、入力欄が表示されたら「regedit」と入力して「OK」をクリックしましょう。
左側フォルダツリーから「コンピューター」→「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「\SOFTWARE」→「Microsoft」→「Windows NT」→「CurrentVersion」→「Schedule」→「Maintenance」の順に展開
レジストリエディターが起動したら、左側フォルダツリーから「コンピューター」→「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「\SOFTWARE」→「Microsoft」→「Windows NT」→「CurrentVersion」→「Schedule」→「Maintenance」の順に展開しましょう。

「Maintenance」フォルダを右クリックして、「新規」→「DWORD(32ビット)値」をクリックします。

名前を「MaintenanceDisabled」、値を「1」に設定することで自動メンテナンスを無効化
値が新規作成されるので、名前を「MaintenanceDisabled」、値を「1」に設定することで自動メンテナンスを無効化することができます。

Windows10の自動メンテナンスを手動で実行する方法

自動メンテナンスは手動で実行させることもできますよ。

コントロールパネルから「セキュリティとメンテナンス」を開き、セキュリティとメンテナンスメニューの「メンテナンス」タブをクリックして展開して、自動メンテナンス項目の「メンテナンスの開始」をクリック
コントロールパネルから「セキュリティとメンテナンス」を開き、セキュリティとメンテナンスメニューの「メンテナンス」タブをクリックして展開して、自動メンテナンス項目の「メンテナンスの開始」をクリックすることで、メンテナンスが実行されます。

メンテナンス実行中は「メンテナンスは進行中です」と表示され、完了すれば最終実行日が表示されるようになります。


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