「有効なIP構成がありません」ネットに接続できない場合の対処法!

「有効なIP構成がありません」ネットに接続できない場合の対処法!

Windows10のパソコンで、突然「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されてインターネット接続が行えなくなってしまうことがあります。この記事では、「有効なIP構成がありません」と表示されネットに接続できない場合の対処法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. 「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されインターネットに接続できない問題
  2. 「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されインターネットに接続できない場合の対処法

「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されインターネットに接続できない問題

イーサネットには有効なIP構成がありません
Windows10のパソコンでインターネットに接続しようとしたら突然「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されてしまい、インターネットに繋がらなくなってしまうことがあります。

タスクトレイのネットワークアイコンを確認すると、黄色のエラー表示が出ています。この現象が発生すると、モデムやルーターなどは正常に動いているはずなのにインターネット接続が行えなくなってしまいます。この現象は、有線接続・無線接続のどちらであっても発生することがあります。

この記事では、「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されインターネットに接続できない問題の対処法をご紹介していきます。

「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されインターネットに接続できない場合の対処法

パソコンを再起動・完全シャットダウンする

Windowsのパソコンで不具合が発生した場合、とりあえずパソコンを再起動することで改善できないかどうか試すというものがあります。

「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示された場合も、この方法で改善できる可能性があります。

再起動の時に、「完全シャットダウン」を行ってみるのもいいでしょう。スタートメニューの「電源」からシャットダウンを選択する時に、Shiftキーを押しながらシャットダウンすることで完全シャットダウンが行われます。
Windows10で完全シャットダウンする方法と設定をご紹介!

Windows10電源を落とす際は必ずシャットダウンすると思いますが、通常のシャットダウンでは電源が切れておらず、完全に電源を落とすには完全シャットダウンする必要があります。今回はWindows10で完全シャットダウンする方法を5つまとめました。

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パソコンのシャットダウン後に、再度電源をオンにして起動して問題が解決してるかどうか確認しましょう。

モデム・ルーターを再起動する

使用中のモデムやルーターの再起動も行いましょう。コンセントを抜き、90秒ほど待ってから再度コンセントを差すことでモデム・ルーターの再起動が行えます。

トラブルシューティングを行う

Windowsのトラブルシューティングで症状を改善できる可能性があります。

タスクトレイのネットワークアイコンを右クリックしてメニューを表示させ、「問題のトラブルシューティング」をクリック
タスクトレイのネットワークアイコンを右クリックしてメニューを表示させ、「問題のトラブルシューティング」をクリックしましょう。
Windowsネットワーク診断
Windowsネットワーク診断が立ち上がり、問題の検出が始まります。

トラブルシューティングで解決できる場合はこのまま進行して症状が改善されますが、改善できない場合はエラーメッセージが表示されます。

ネットワークアダプターを一度無効にしてみる

使用中のネットワークアダプターを一度無効にして、再度有効にすることで回復させるという方法もあります。

「Windowsキー+Xキー」の同時押しでアドバンスドメニューを表示させ、「ネットワーク接続」をクリック
「Windowsキー+Xキー」の同時押しでアドバンスドメニューを表示させ、「ネットワーク接続」をクリックしましょう。
設定画面
設定画面が表示されるので、「ネットワーク設定の変更」項目の「アダプターのオプションを変更する」をクリックしましょう。
ネットワークアダプターの一覧が表示
ネットワークアダプターの一覧が表示されるので、使用中のネットワークアダプターを右クリックして「無効にする」をクリックしましょう。

これでネットワークアダプターが無効化されるので、再度右クリックして「有効にする」をクリックしてしばらく待ち、インターネット接続が行えるか確認してみましょう。

システムの復元を行ってみる

システムの復元を使って、パソコンを問題が起きる前の状態に戻してみましょう。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。
コントロールパネルが表示されるので、「システムとセキュリティ」をクリック
コントロールパネルが表示されるので、「システムとセキュリティ」をクリックしましょう。
システムとセキュリティの項目一覧が表示されるので、「システム」をクリック
システムとセキュリティの項目一覧が表示されるので、「システム」をクリックしましょう。
システムが開くので、左側メニューの「システムの保護」をクリック
システムが開くので、左側メニューの「システムの保護」をクリックしましょう。
システムのプロパティが表示されるので、「システムの復元」をクリック
システムのプロパティが表示されるので、「システムの復元」をクリックしましょう。
システムの復元が起動するので、「次へ」をクリック
システムの復元が起動するので、「次へ」をクリックしましょう。
表示されている復元ポイント一覧から問題が起きる前の日時を選択
表示されている復元ポイント一覧から問題が起きる前の日時を選択します。「影響を受けるプログラムの検出」をクリックして各種プログラムが受ける影響を確認したら「次へ」をクリックしましょう。
復元ポイントの確認画面が表示されます。「完了」をクリック
復元ポイントの確認画面が表示されます。「完了」をクリックすることで、システムの復元が行われますよ。

コマンドプロンプトからIPアドレスを確認してみる

ネットワーク機器が正常に動いてるように見えても、実は内部で異常が発生していることがあります。モデムなどの機器が問題でネットワーク接続ができないこともあるので、コマンドプロンプトから確認してみましょう。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開します。「コマンドプロンプト」をクリックしましょう。
ipconfig
コマンドプロンプトが起動したら、「ipconfig」とコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。
ネットワークアダプターの情報が表示
ネットワークアダプターの情報が表示されます。

ここで「IPv4アドレス」の項目を見てみましょう。

もしこのアドレスが「192.168.x.x」というアドレスになっていれば特に問題はないのですが、それ以外の数値になっている場合はIPアドレスが正しくないために問題が発生してしまっている状況です。

この場合は、IPアドレスの解放と再取得を行いましょう。コマンドプロンプトに「ipconfig/release」とコマンドを入力してEnterキーを押すことで、プライベートIPアドレスの解放が行われます。

続いて、「ipconfig/renew」と入力してEnterキーを押せば、プライベートIPアドレスの再取得が行われますよ。

# プライベートIPアドレスの解放
ipconfig/release

# プライベートIPアドレスの再取得
ipconfig/renew

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