Windows10でコマンドでzipの解凍と圧縮をしたい
Windows10のパソコンで、Linuxのunzipのようにコマンドラインからzipファイルへの圧縮・または解凍を行ってみたいと思ったことはありませんか?この記事では、Windows10でコマンドでzipの解凍と圧縮をする方法を解説しています。
Windows10でコマンドでzipの解凍と圧縮をする方法
それでは、Windows10でコマンドでzipの解凍と圧縮をする方法を説明します。
Zip for Windowsとbzip2.dllをダウンロードする
まずは、コマンドラインでzipの解凍・圧縮を行うのに必要な「Zip for Windows」と「bzip2.dll」をダウンロードします。
下記リンク先の「Zip for Windows」にアクセスしたら、「Download」項目の「Binaries」からZipのテキストリンクをクリックしましょう。ダウンロードサイトに移動してから、自動的にファイルがダウンロードされます。
zipファイルを解凍して作成されるフォルダ内の「bin」フォルダを開くと、必要なファイルである「zip.exe」があります。
次に、下記リンク先「Bzip2 for Windows」にアクセスして、Download項目の「Binaries」からZipのテキストリンクをクリックしましょう。こちらも、ダウンロードサイトに移動してから自動的にファイルがダウンロードされます。
zipファイルを解凍して作成されるフォルダ内の「bin」フォルダを開くと、必要なファイルである「bzip2.dll」があります。
これらのファイルを環境変数のpathフォルダに格納します。デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。
コントロールパネルが表示されたら「システムとセキュリティ」をクリックします。
システムとセキュリティ項目一覧の「システム」をクリックして開き、左側メニューの「システムの詳細設定」をクリックして「システムのプロパティ」を開きましょう。
システムのプロパティが開いたら、「詳細設定」タブを開き「環境変数」をクリックしましょう。
環境変数ウィンドウが開きます。「~のユーザー環境変数」項目一覧の「Path」に表示されているフォルダパスをエクスプローラーから辿って開き、そこにzip.exeとbzip2.dllを設置しましょう。これでコマンドラインでzipの解凍と圧縮をする準備は完了です。コマンドプロンプトを使用してzipの解凍と圧縮をする方法
上記ファイルの導入が完了したら、デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コマンドプロンプト」をクリックしましょう。コマンドプロンプトが起動したら「zip [オプション] [zip後のファイル名(パス)] [zipにするファイルorフォルダ(パス)]」のようにコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。これで、ファイルを圧縮してzipファイルすることができますよ。オプションコマンドを知りたい場合は、コマンドプロンプトで「zip --version」とコマンドを入力することで確認することができます。パスワードも付与可能ですよ。
解凍を行う場合は「powershell Expand-Archive [解凍するファイル名(パス)]」とコマンドを入力してEnterキーを押すことで、ユーザーフォルダにファイルが解凍されますよ。