Windows10のバッチファイルで変数を使いたい
Windows10のバッチファイルを作成する際に、変数を使いたいと思ったことはありませんか?バッチファイルに変数を使うことができると、幅広いデータ入力が行えるようになりますよ。
Windows10のバッチファイルで変数を使う方法
それでは、Windows10のバッチファイルで変数を使う方法を説明します。バッチファイルで変数を使うには、「set」コマンドを用います。
set [変数の名前]=[変数に代入する文字列・値]
代入
変数を代入するには、下記のコマンドを用います。下記は変数「a」に文字列の「アルファ」を代入するものです。
set a=アルファ
結合
変数の結合は、下記コマンドで行うことができます。下記コマンドは2つ結合させている場合ですが、3つ以上結合させる場合には「%[結合する前の変数名3]%」のように続けて入力すればOKです。
set [結合した後の変数名]=%[結合する前の変数名1]%%[結合する前の変数名2]%
変数を日本語で使用する
変数は、日本語で指定することもできます。日本語の変数指定時も「%ラーメン%」のように%で囲むことで指定することが可能です。
特殊な変数について
変数はユーザー自ら文字列や値を変数として設定するわけですが、変数の中には最初から文字列・値が入っているものもあります。それらの変数についてご紹介します。よく用いられる特殊変数の中で使いやすいのは、「%CD%」・「%DATE%」・「%TIME%」ですね。コマンドプロンプト(cmd)で確認してみましょう。
- %CD%:現在のフォルダのパス
- %DATE%:本日の日付
- %TIME%:現在の時刻
- %RANDOM%:0~32767内の整数をランダムに表示させる
- %ERRORLEVEL%:直前に行われたコマンドが正常に終了したのか、異常終了したのかを判定するための値
- %CMDEXTVERSION%:現在のコマンドプロセッサの拡張機能のバージョン番号
- %CMDCMDLINE%:コマンドプロセッサを起動したオリジナルコマンドライン
- %HIGHESTNUMANODENUMBER%:コンピューター畳の最大NUMAノード番号