Windows10のRENコマンドとは?
Windows10のパソコンで、ファイル名を変更するにはエクスプローラーから「名前の変更」を行いますよね。この名前の変更ですが、コマンドプロンプトからRENコマンドを使うことでもリネームを行うことができますよ。
RENコマンドでファイル名を変更する利点ですが、拡張子やファイル名の一括リネームの際に便利になります。エクスプローラーで一括リネームを行うと「リネームしたファイル(1).jpg」のように、括弧付きの数字で連番になってしまいます。ですのでRENコマンドのほうが自由なリネームが行いやすいわけですね。この記事では、Windows10のRENコマンドの使い方をご紹介していきます。
Windows10のRENコマンドの使い方
ファイル名を変更する
ren [ドライブ:][パス]変更するファイル名 変更後のファイル名
Dドライブの「photo」フォルダ内にある「dachshund.jpg」ファイルを「inu.jpg」に変更するには、下記の通りになります。
ren D:\photo\dachshund.jpg inu.jpg
フォルダ内のファイルを一括リネームする場合、renコマンドでは特定の単語を別の単語に差し替えることができます。
ren [ドライブ:][パス]変更したい単語* 差し替え後の単語*
ファイル名が「A_001」のような形で連番になっている場合に、「A」を「B」に変えたいというケースもありますよね。その場合は変更したい単語にAを、差し替え後の単語にBを指定すればOKです。
ファイルの拡張子を変換する
ファイルの拡張子の変更も、renコマンドから行うことができます。拡張子を変更するコマンドは以下の通りで、ワイルドカードを使うことで変換することができます。
ren [ドライブ:][パス]ファイル名.jpg *.png
フォルダ内のファイルの拡張子を一括変換したい場合は、下記のコマンドで変換することができます。
ren [ドライブ:][パス]*.jpg *.png